
モンゴル国に対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
平成23年2月18日
- 本18日(金曜日)(現地時間同日),モンゴルの首都ウランバートルにおいて,我が方城所卓雄駐モンゴル国大使と先方ゴンボジャブ・ザンダンシャタル外交・貿易大臣(Mr. Gombojav ZANDANSHATAR, Minister for Foreign Affairs and Trade)との間で8億1,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
- 我が国は,1990年代初頭以降,モンゴルに対する最大の支援国として同国の民主化・市場経済化を一貫して支援するとともに,「戦略的パートナーシップ」の確立という共通の目標を掲げ,真に互恵的な経済・通商関係の構築という新たな段階に二国間関係を引き上げるための取組みを強化しています。
- 同国は過去数年,夏には干ばつ,冬にはゾド(雪害・大寒)と呼ばれる大量の降雪や異常な低温で家畜が大量死するという自然災害が発生し、国民の生活に大きな影響を及ぼしております。同国では米が主食の1つで,全量を輸入に依存していますが,輸入先の9割を占める中国が輸出規制をとったことにより,輸入量が激減し,価格は2007年比で2010年は2.4倍に上昇しています。
- 本件協力は,同国の食糧事情改善のための食糧の調達に必要な資金を供与するものです。同協力により,モンゴルにおける米不足が緩和されることが見込まれます。
【参考】 モンゴルは,国土面積156.4万平方キロメートル(日本の約4倍),人口約274万人(2009年)