
ガーナ共和国に対する無償資金協力「貧困削減戦略支援無償資金協力(一般財政支援)」に関する書簡の交換
平成23年2月4日

- 本4日(金曜日)(現地時間同日),ガーナの首都アクラ市において,我が方片上慶一駐ガーナ国大使と先方アルハジ・ムハマド・ムムニ外務・地域統合大臣(Alhaji Muhammad MUMUNI, Minister for Foreign Affairs and Regional Integration of the Republic of Ghana)との間で,3億4,000万円の「貧困削減戦略支援無償資金協力(一般財政支援)」に関する書簡の交換が行われました。
- ガーナは,政治的・社会的安定を保ち,国内の政治・経済改革に積極的に取り組んでいる一方,依然として脆弱な経済構造や貧困等の開発課題を抱えています。
- 本件は,ガーナ政府が,その開発及び財政の総合計画である貧困削減戦略文書で示された課題に取り組むことを総合的に支援するため,財政支援を行うものです。
- 本件「一般財政支援」は,保健や教育等の個別分野に共通する課題(財政管理,行政能力向上等)の改善に資するところが大きいことから,我が国がこれまでガーナで実施してきている公務員能力強化や公共財政管理等の個別事業の開発効果を高め,ガーナの行政能力向上に寄与することが期待されます。
- また,我が国は2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,アフリカ諸国のグッドガバナンスの促進を支援していくことを表明しており,本件協力はその達成にも貢献するものです。
【参考】 ガーナ共和国はアフリカの西部に位置し,国土面積は約23.9万平方キロメートル,人口は約2,380万人(2009年,世銀),人口1人当たりのGNI(国民総所得)は約700米ドル(2009年、世銀)。