報道発表

柳井俊二国際海洋法裁判所所長による玄葉大臣表敬

平成23年11月18日

本18日(金曜日)午前11時45分頃から約15分間,玄葉光一郎外務大臣は,外務省にて,柳井俊二国際海洋法裁判所(ITLOS)所長による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 玄葉外務大臣から,柳井所長のITLOS所長就任に対する祝意が表明され,柳井所長から,本年10月1日以降,ITLOS所長としての活動を始めていることが報告されるとともに,海洋に関する紛争の平和的解決のための主要な司法機関であるITLOSがその任務を着実に果たしつつあるとして,我が国のITLOSに対する人的,財政的な貢献に対する謝意が表明されました。
  2. さらに,玄葉大臣から,我が国は,海洋に関する紛争の平和的解決と,海洋分野における法秩序の維持と発展のために,ITLOSが果たす役割を極めて重視しており,ITLOSを支援すべく引き続き積極的な役割を果たしていきたい旨の発言がありました。

(参考)国際海洋法裁判所(ITLOS)

  1. ITLOSは,国連海洋法条約に基づき,1996年にドイツ・ハンブルクに設立。柳井俊二判事(元駐米大使)は,2005年からITLOS判事を務めてきている。
  2. 我が国がITLOSに付託された事案の当事者となった事件としては,日本の調査漁獲をめぐるみなみまぐろ事件(1999年)及びロシアによる日本漁船の釈放を求めた第88豊進丸事件,第53富丸事件(ともに2007年)がある(外務省ホームページ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaiyo/itlos.html)参照)。
  3. 2009年末から現在までの2年間に,4件の事案がITLOSに付託された。
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