平成19年5月に創設され,第4回目を迎えた国際漫画賞(The 4th International MANGA Award)には,世界の39の国と地域から189作品の応募(注1)があり, 審査の結果, 以下の最優秀賞作品,優秀賞3作品を含む10作品が第4回国際漫画賞受賞作品に決定しました(受賞作品リスト,最優秀賞及び優秀賞作品の紹介別添)。授賞式は2月乃至3月に開催予定です。
「第4回国際漫画賞最優秀賞」
作品名:Si loin et si proche・・・(ベルギー)
作者:Xiao Bai(中国)
- 北京の大学寮に生活する女子大学生の前に未来からやってきた自分の息子が訪ねてきたことをきっかけに,友情・恋愛・将来等様々な問題を抱え悩み考える物語です。
「第4回国際漫画賞優秀賞」
作品名:Face cachée tome 1(フランス)
作者:Olivier Martin(フランス)
原作者:Sylvain Runberg(フランス)
- 日本人サラリーマンが主人公となって,現代社会に生きるサラリーマンの会社や家庭や恋愛の場面で見せる別の顔を描いている物語です。
作品名:La Isla sin Sonrisa(スペイン)
作者:Enrique Fernández(スペイン)
- 家族を失うことにより悩みを抱えた寡黙な男性が,滅多に人の訪れない離島で常に前向きな少女との交流により心を開いていく物語です。
作品名:”The story begins with ・・・”(タイ)
作者:VERACHAI DUANGPLA(タイ)
- 主人公の少年を通じて,タイの日常生活の中にある教訓的な出来事や社会風刺を面白おかしく紹介した短編集です。
(注1) 応募者が多い順に,タイ・ブラジル各24,ベルギー・スペイン各14, カザフスタン11などでした。
(注2) 上記4作品の他に6作品(別添1(PDF)参照)が入賞しました。【参考1】 第4回国際漫画賞実行委員会
実行委員長: 前原誠司・外務大臣
委員: 小倉和夫・国際交流基金理事長,浜野保樹・東京大学教授,片寄聰・小学館取締役,杉山恒太郎・電通取締役常務執行役員,白石さや・東京大学教授【参考2】 審査委員会
審査委員長: 里中満智子氏(漫画家)
審査委員: モンキー・パンチ氏(漫画家),矢口高雄氏(漫画家),八窪頼明氏(元漫画雑誌編集長),吉留博之氏(元漫画雑誌編集者)【参考3】 第一次選考
選考委員:十社会(秋田書店,角川書店,講談社,集英社,小学館,少年画報社,新潮社,白泉社,双葉社,リイド社)
【参考4】 トロフィー
国際漫画賞のトロフィーは第1回より引き続き佐藤卓氏デザイン。
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