報道発表

ツバルに対する無償資金協力「中波ラジオ放送網整備計画」に関する書簡の交換

平成22年6月16日

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  1. 本16日(水曜日)(現地時間同日),フィジー諸島共和国の首都スバにおいて,我が方吉澤裕駐ツバル国大使(フィジーにて兼轄)と先方アピサイ・イエレミア首相兼外務・労働大臣(Hon. Apisai Ielemia, Prime Minister, Minister for Foreign Affairs and Labour)との間で8億100万円の無償資金協力「中波ラジオ放送網整備計画」(the Project for Improvement of Medium Wave Radio Broadcasting Network)に関する書簡の交換が行われました。
  2. この協力は,島嶼国であり各環礁島が,首都を中心に広域に分布しているツバルにおいて,ラジオ放送網の整備を行うことを通じ,ツバルにおける教育・福祉等の住民の社会経済生活に必要な情報に関する唯一の全国的な伝達手段を確保するとともに,自然災害発生時には,緊急情報伝達手段としても活用することを目的とするものです。
  3. 昨年5月,第5回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(第5回太平洋・島サミット)が開催されました。我が国政府は,これまで一貫して,ツバルを含む太平洋島嶼国の良きパートナーとして,同地域に対する支援を行っており,本件協力もツバルの繁栄と安定に対する日本の協力として実施するものです。この計画により,国民に多様な情報を提供することが可能となり,ツバルにおける国民生活の改善・向上が期待されます。

(参考) ツバルは、面積25.9平方キロメートル、人口約1万人(2006年、太平洋共同体事務局)。

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