報道発表

バングラデシュ人民共和国に対する人材育成支援無償資金協力に関する書簡の交換について(「人材育成奨学計画」)

平成22年6月14日
  1. 6月13日(日曜日)(現地時間同日),バングラデシュ人民共和国の首都ダッカにおいて,我が方篠塚保駐バングラデシュ大使と先方ムハンマド・ムシャラフ・ホセイン・ブイヤン財務省経済関係担当次官(Mr. M. Musharraf Hossain Bhuiyan, Secretary, Economic Relations Division, Ministry of Finance, Government of Bangladesh)との間で,2.31億円(3か年に亘る国庫債務負担行為。平成22年度:1億1500万円、平成23年度:7,400万円、平成24年度:4,200万円)を供与額とする人材育成支援無償資金協力「人材育成奨学計画」(The Project for Human Resource Development Scholarship)に関する書簡の交換が行われました。
  2. バングラデシュ政府は,2010年2月に発表された貧困削減戦略文書改訂版において,ガバナンスの改善を貧困削減・経済成長のために不可欠と位置づけています。中でも公務員の人材育成,能力強化は,公共サービスの強化等の観点からも重要な課題です。
  3. そのため,この計画では,バングラデシュの公共政策,経済,環境政策,国際関係を担う優秀な若手行政官が,我が国で学位を取得するために必要な学費等を供与します。この計画の実施により,行政官が各分野の課題解決に資する専門的知識を習得し,帰国後は,所属組織において政策立案等に貢献し,リーダーシップを発揮することにより,所属組織の能力強化,ガバナンスの向上などに貢献することが期待されます。同時に,日・バングラデシュ間の相互理解及び友好関係の強化,国際的な知的ネットワークの強化にも貢献することが期待されます。

(参考) バングラデシュは,面積約14.4万平方キロメートル,1億4,450万人(08年度政府統計局),一人当たりGDPは約624米ドル(08年度中央銀行)。

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