
ニカラグア共和国に対する無償資金協力「サンタフェ橋建設計画(本体工事)」に関する交換公文署名式
平成22年5月27日
- 本27日(木曜日)(現地時間26日(水曜日)),ニカラグア共和国の首都マナグア市において,我が方 斎藤伸一 駐ニカラグア国大使と先方サムエル・サントス・ロペス外務大臣( Mr. Samuel Santos López, Minister of External Relations)との間で,27億5,300万円を限度とする一般プロジェクト無償資金協力「サンタフェ橋建設計画」(本体工事)(the Project for Construction of the Santa Fe Bridge in the Republic of Nicaragua)に関する交換公文の署名式が行われました。
- ニカラグアは,内戦(1979年から1989年)終了後,経済復興に取り組んできているものの,依然としてラテンアメリカ諸国内で最も所得の低い国の一つです。我が国は,同国の民主主義の安定及び持続可能な経済社会開発の推進のため,同国に対し,農業・農村開発,保健・医療,教育,道路・交通インフラ整備,民主化支援,防災を重点分野として協力を行ってきています。
- 本件計画で建設予定の橋梁の位置する同国南部アヤコパから隣国コスタリカに通じる路線は,ニカラグア中央の農業地帯を縦断する唯一の幹線道路であり,また,中米の国際幹線道路としても位置付けられています。同路線の整備により,地域経済の振興及び住民の生活向上が期待されます。
(参考) ニカラグア共和国は中米に位置し,面積約13万平方キロメートル(日本の3分の1),人口約568万人(2008年),人口1人当たりのGNI(国内総所得)約1,080ドル(2008年)。農牧業を主要産業としている。