報道発表

マラウイ共和国に対する環境プログラム無償資金協力「森林保全計画」に関する書簡の交換

平成22年5月7日

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  1. 本7日(金曜日)(現地時間同日),マラウイ共和国の首都リロングウェ市において,我が方松本洋在マラウイ国臨時代理大使と先方ケン・カンドド財務大臣(The Honourable Ken Kandodo, Minister of Finance)との間で,17億円の環境プログラム無償資金協力「森林保全計画(the Forest Preservation Programme)」に関する書簡の交換が行われました。
  2. マラウイでは,地方の世帯電化率は低く,薪炭使用のための森林伐採が進行しています。マラウイ政府は,国家エネルギー政策を定め,地方での電化事業に取り組んでいますが,資金不足から配電網の延伸は目標を下回っている状況です。
  3. この協力は,マラウイの地方電化を促進し,地方での薪炭使用のための森林伐採を抑制するため,将来のスマートグリッドの導入をも念頭に置いた配電・変電用の資機材の整備に必要な資金を供与するものです。
  4. この協力は,鳩山イニシアティブの一環として実施するものであるとともに,我が国が,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,アフリカ諸国の気候変動対策等における取組みへの協力を強化することを表明したことに基づきこれを具体化するものです。我が国としては,すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して,コペンハーゲン合意への賛同も表明しているマラウイと引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考) マラウイ共和国はアフリカ南部に位置し,面積は11.8万平方キロメートルを有し,人口は約1,428万人(世銀,2008),一人当たりGNI(国民総所得)は約290米ドル(世銀,2008)。

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