報道発表

DACによる2009年(暦年)の各国ODA実績(暫定値)の公表

平成22年4月14日
  1. 4月14日(水曜日)OECD・DAC(経済協力開発機構・開発援助委員会)事務局が2009年(暦年)の各国のODA実績(暫定値)を公表しました。主要点は以下のとおりです(各国別の詳細資料は別添(PDF))。
  2. DAC加盟23か国のODA実績合計は、前年比2.2%減の1,196億ドルとなりました。
  3. 我が国の支出純額(ネット)実績は、前年比ほぼ横這い(1.0%減)の94億8,010万ドル(8,854億円)となりました。また、支出総額(グロス)実績では、前年比5.7%減の164億6,362万ドル(1兆5,377億円)となりました。
  4. DAC加盟国の中で、日本は、ネット値で米国(286億6,500万ドル)、フランス(124億3,100万ドル)、ドイツ(119億8,200万ドル)、英国(115億500万ドル)に次ぐ第5位(前年同様)となりました(グロス値では前年同様第2位)。
  5. ODAの対GNI比については、DAC全体の平均で0.31%(昨年も0.31%)、我が国は0.18%(昨年は0.19%)となりました。これはDAC加盟23か国中、第21位(前年同様)です。
  6. これにより、我が国が2005年のグレン・イーグルスサミットで行った「2005年から2009年までにODA事業量を100億ドル積み増す」旨の国際公約は達成できなかったことが明らかになりました。外務省としては、ODA全体の見直しの作業を進めるとともに、国連ミレニアム開発目標の達成に引き続き取り組んでいく考えです。
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