報道発表

モルディブ共和国に対する環境プログラム無償資金協力「マレ島におけるクリーンエネルギー促進計画」に関する書簡の交換

平成22年3月25日
  1. 本25日(木曜日)(現地時間同日)、スリランカのコロンボにおいて、我が方高橋邦夫駐モルディブ国大使(スリランカにて兼轄)とモルディブ側アリ・フセイ ン・ディディ高等弁務官(Mr. Ali Hussain Didi, High Commissioner of the Republic of Maldives in the Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)との間で、10億円の環境プログラム無償資金協力「マレ島におけるクリーンエネルギー促進計画」(the Project for Clean Energy Promotion in Male')に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. モルディブの首都があるマレ島での電力需要は年々増大しており、今後電力需要はますます高まると予想されます。モルディブでは、発電電力のほぼ全てを化石燃料に依存しており、昨今の燃料価格の高騰により、エネルギー・安全保障の確保が危ぶまれていることから、石油代替エネルギーの利用の促進が必要な状況にあ ります。
  3. この計画により供与される太陽光発電システムにより、モルディブにおける火力発電用の原油使用量が低減し、それに伴い温室効果ガス排出量が削減されることが期待されます。
  4. この計画は鳩山イニシアティブの一環として実施することとした案件です。我が国としては、すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な 目標の合意を目指して、コペンハーゲン合意への賛同も表明しているモルディブと引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考) モルディブ国はインド洋に位置する国で、面積約298平方キロメートル、人口約30.5万人(2007年)であり、人口1人当たりの実質GDP(国内総生産)は約3,667米ドル(2007年)。

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