
ペルー共和国に対する無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」に関する交換公文署名式
平成22年3月10日
- 本10日(水曜日)(現地時間3月9日(火曜日))、ペルー共和国の首都リマ市において、ペルーを訪問中の吉良 州司外務大臣政務官の立会いの下、我が方 目賀田 周一郎 駐ペルー国大使と先方 ホセ・アントニオ・ガルシア・ベラウンデ外務大臣(Sr. Jos Antonio Garcia Belaunde, Ministro de Relaciones Exteriores de la Repblica del Per)との間で、4億円を供与額とする環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」(Proyecto para Introduccin de Energa Limpia por Sistema de Generacin de Electricidad Solar)に関する交換公文の署名式が行われました。
- 本件協力は、ペルーの首都リマにあるリマ上下水道公社の下水処理施設内及びペルー南部のクスコ市にある東南地域電力会社の駐車場内に太陽光発電装置を設置するとともに、同装置の運営・維持管理等に必要な技術的研修を実施するものです。これにより、我が国の優れた環境関連技術がペルー政府を始めとする関係機関、国民に広く紹介され、また、ペルー国内における火力発電用の化石燃料の消費量低減により、二酸化炭素の排出量が削減されることが期待されます。
- 本件協力は鳩山イニシアティブの一環として実施することとした案件です。我が国としては、すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して、コペンハーゲン合意への賛同も表明しているペルーと引き続き気候変動分野で連携していきます。
(参考) ペルー共和国は南米に位置し、面積約129万平方キロメートル(日本の約3.4倍)、人口約28百万人(2008年)で、人口1人当たりのGNI(国内総所得)は約3,990ドル(2008年)。