
ペルー共和国に対する一般プロジェクト無償資金協力「新マカラ国際橋建設計画」に関する交換公文署名式
平成22年3月10日
- 本10日(水曜日)(現地時間3月9日(火曜日))、ペルー共和国の首都リマ市において、ペルーを訪問中の吉良 州司外務大臣政務官立会いの下、我が方 目賀田 周一郎駐ペルー国大使と先方 ホセ・アントニオ・ガルシア・ベラウンデ外務大臣(Sr. José Antonio García Belaunde, Ministro de Relaciones Exteriores de la República de Perú)との間で、8億円を供与額とする一般プロジェクト無償資金協力「新マカラ国際橋建設計画」(Proyecto de la Construcción del Nuevo Puente International Macará)に関する交換公文の署名式が行われました。
- 国際幹線道路パン・アメリカンハイウェイ上にあり、ペルーとエクアドルの国境上に位置する現マカラ橋は老朽化が著しく、設計荷重が20トンと不十分であったため、新たな橋を建設するものです。本件実施により、通行車両の重量制限が20トンから40トンに緩和されること等により、両国間で安定した物流・人員の輸送が確保され、道路流通機能が向上することが期待されます。また、周辺地域の開発、地域格差の是正、医療・教育施設への交通の改善などにより、両国の統合促進、和平定着が図られることが期待されます。
- ペルーとエクアドルが、伝統的に我が国と良好な関係にあることを踏まえ、本件支援によって両国の和平及び国境地域の開発を支援するものです。
(参考) ペルー共和国は南米に位置し、面積約129万平方キロメートル(日本の約3.4倍)、人口約28百万人(2008年)で、人口1人当たりのGNI(国内総所得)は約3,990ドル(2008年)。