報道発表

ヨルダン・ハシェミット王国に対する環境プログラム無償資金協力「上水道エネルギー効率改善計画」に関する交換公文の署名

平成22年3月1日
  1. 2月28日(日曜日)(現地時間同日)、ヨルダンの首都アンマンにおいて、我が方塩口哲朗駐ヨルダン国大使と先方ジャアファル・ハッサン計画・国際協力大臣(H.E. Dr. Jafar Hassan, Minister of Planning and International Cooperation)との間で、11億3,200万円の環境プログラム無償資金協力「上水道エネルギー効率改善計画(Project for Energy Conservation through Upgrading Water Supply Network in the Hashemite Kingdom of Jordan)」に関する書簡の交換が行われました。
  2. 本件協力は、ヨルダンの首都近郊のザルカ地区の送配水システムのエネルギー効率を向上させるための機材を供与するとともに、その維持・運営のための技術指導を行うものです。
  3. 近年、主要都市で水不足が深刻化しているヨルダンでは、水資源の有効利用が重要な課題となっています。本件の対象地域では、起伏が激しい地形上に複雑な送配水システムが拡張しており、水の圧送のためにかけられる過剰なポンプ圧等から、多くの水とエネルギーの無駄が生じています。
  4. 本件協力により、送配水にかかる消費電力が節約され、将来の計画流量を基準に年間5千トン以上の二酸化炭素の排出が削減されるほか、これまで無駄にされてきた年間190万立方メートルの水が、新たに有効利用されることが期待されます。

(参考) ヨルダンは、面積8.92万キロメートル、人口572万人(2007年、世銀)、人口一人あたりのGNI(国民総所得)3,310米ドル(2008年、世銀)。

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