
ベトナム社会主義共和国に対する無償資金協力「国立産婦人科病院機材整備計画」に関する交換公文署名式
平成22年2月5日
- 本5日(金曜日)(現地時間同日)、ベトナムの首都ハノイにおいて、我が方坂場三男駐ベトナム国大使と先方グエン・クオック・チェウ保健大臣(Mr. Nguyen Quoc Trieu, Minister of Health)との間で、4億6,100万円を限度とする無償資金協力「国立産婦人科病院機材整備計画」(the Project for Improvement of Equipment in the National Hospital for Obstetrics and Gynecology)に関する交換公文の署名式が行われました。
- ベトナムは、東南アジアにおいて中核的な役割を担う、我が国の重要なパートナー国の一つです。我が国は、同国の持続的経済成長、貧困層の自立支援や生活環境改善に係る分野を中心に支援を行っています。
- ベトナム国立産婦人科病院は、ベトナムの産婦人科診療の最高次医療施設と位置づけられ、数多くの婦人科手術や高危険度分娩、未熟児出産等に対応していますが、分娩監視装置や分娩台などは老朽化が進んでいます。また、同病院は他の医療施設への教育研修活動を行う役割を担っていますが、教育機材の不足により充分な効果があげられていません。この計画は、国立産婦人科病院において老朽化している医療機材及び不足している教育研修用機材を整備するために必要な資金を供与するものであり、この計画の実施により、ベトナムにおける産婦人科医療の質の向上が期待されます。
(参考) ベトナム社会主義共和国は東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟し、面積約32.9万平方キロメートル、人口約8,616万人(2008年)、1人当たりのGNI(国民総所得)は770ドル(2007年)。