
タンザニア連合共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換(「HIV・AIDS対策計画」)
平成22年10月18日

- 本18日(月曜日)(現地時間同日),タンザニア連合共和国のダルエスサラーム市において,我が方中川坦駐タンザニア国大使と先方ラマダニ・キジャ財務経済次官(Mr. Ramadhani M. Khijjah, Permanent Secretary, Ministry of Finance and Economic Affairs)との間で,合計1億1,500万円の無償資金協力「HIV・AIDS対策計画」(the Project for HIV/AIDS Control)に関する書簡の交換が行われました。
- タンザニアでは,HIV・AIDSが主な成人死亡原因の一つであり,その広がりは国家の緊急事態として対策が講じられていますが,依然,感染率は高く同国の重要課題となっています。
本件計画は,HIV・AIDS,性感染症対策に不可欠な検査用資機材等(HIV検査キット,梅毒検査キット,性感染症治療薬)を供与するものです。本件協力により,診断が迅速に実施され,適切なカウンセリングが可能となるとともに,性感染症患者の早期治療が可能となり,罹患数が減少することが期待されます。
- 我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において,保健分野を重点的な分野に位置づけ,HIV・AIDS対策等への支援を表明しており,本件協力はその達成に貢献するものです。
(参考) タンザニア連合共和国はアフリカ東岸に位置し,面積約94.5万平方キロメートルを有し,人口は約4,248万人(世銀,2008年),一人当たりGNI(国民総所得)は約440米ドル(世銀,2008)。