本6日(水曜日)開催の世界遺産条約関係省庁連絡会議において,我が国政府は,我が国の世界遺産暫定一覧表に,下記の2件の文化遺産を追加記載することを決定しました。なお,世界遺産暫定一覧表は,近日中に世界遺産条約の事務局であるユネスコ世界遺産センターに提出する予定です。
【2件の文化遺産】
「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」
「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(こふんぐん)」(参考1)
「暫定一覧表」とは,条約の各締約国が,将来「世界遺産一覧表」に記載することが適当であるものの目録として,世界遺産条約の事務局であるユネスコ世界遺産センターへ提出するもの。各国はその中から1年で最大2件まで「世界遺産一覧表」への記載を推薦できる。その後,諮問機関による審査を経て,世界遺産委員会での審議により記載の可否が決定される。(参考2)
現在我が国の暫定一覧表には,11件の文化遺産と1件の自然遺産が記載(注)されており,そのうち2件(「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」「小笠原諸島」)については,世界遺産センターに推薦書を提出済み
(注)今回追加が決定された2件を含めない件数。