
なりすましによる旅券不正取得防止のための審査強化期間の実施
平成22年1月22日
- 本22日(金曜日)、外務省において開催された旅券事務主管課長会議において、2月20日(土曜日)の「旅券の日」に合わせて、「なりすましによる旅券不正取得防止のための旅券審査強化期間」を実施することが決定されました。
- 同期間中は、各都道府県の旅券発給事務窓口において、申請者の本人確認を厳重に行い、他人になりすました者による旅券の不正取得の防止を図るとともに、警察等捜査機関と連携を密にして、旅券法違反事案の検挙を図るものです。
- 同強化期間は、近年、なりすましによる旅券の不正取得事案が増加する中、こうした不正な旅券が、不法な出入国に使用され国際テロや人身取引・不法移民等の国際組織犯罪の発生を助長するとともに、他人名義での借金、あるいは振り込め詐欺等の犯罪に使用するための携帯電話の契約や銀行口座の開設に悪用されるなど、さらなる犯罪被害につながるおそれが強いことから、旅券の不正取得の撲滅を目的として実施するものです。
(参考1)
実施期間 平成22年2月8日から2月26日まで
場 所 各都道府県旅券事務所及び支所・出張所
(参考2)
なりすましによる旅券不正取得事案は、平成16年から平成18年までは50~60件台であったが、平成19年・20年は112件と急増し、昨年中は87件が把握されている。