
フィリピン共和国に対する無償資金協力2案件に関する交換公文署名式
平成21年5月20日
- 5月20日(水曜日)(現地時間同日)、フィリピンの首都マニラにおいて、日本側桂誠駐フィリピン国大使とフィリピン側アルベルト・ロムロ外務長官(Mr.
Alberto G. Romulo, Secretary of Foreign Affairs)との間で、総額9億1,100万円を限度とする下記2件に関する交換公文の署名式が行われました。
(1)農地改革地域橋梁整備計画(the
Project for the Bridge Construction for Expanded Agrarian Reform Communities
Development)(供与限度額6億1,000万円)
(2)人材育成奨学計画(the Project
for Human Resource Development Scholarship)(供与限度額3億100万円)
- フィリピンは、東南アジアにおいて中核的な役割を担う、日本の重要なパートナー国の一つであり、日本は、同国の持続的経済成長、貧困層の自立支援や生活環境改善、人材育成等に関する分野を中心に支援を行っています。
- 農地改革地域橋梁整備計画は、ルソン島東部のオーロラ州に橋梁を建設するために必要な資金を供与するものです。同計画の実施により、同橋梁周辺のフィリピン政府により設定された農地改革地域における交通状況の改善が見込まれます。
- 人材育成奨学計画は、フィリピンの若手行政官等が日本に留学するのに必要な資金を供与するものです。同協力により、フィリピンにおいて各分野における将来を担う指導者が輩出されること、二国間の相互理解や知的ネットワークの形成促進が期待されます。
(参考)フィリピン共和国は、面積約30万平方キロメートル、人口8,857万人(2007年)、人口一人当たりのGNI(国民総所得)は1,390ドル(2006年)。