
北朝鮮による飛翔体発射を受けた日豪外相電話会談
平成21年4月6日
中曽根外務大臣は、6日午前11時35分より約20分間、スミス豪外相との間で日豪外相電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、中曽根大臣より、オーストラリアや日本を含む関係各国の働きかけにもかかわらず、かかる事態が発生したことは極めて遺憾である、地域の平和と安定を損なうものであり、安保理決議違反であって容認できない旨述べた。また、中曽根大臣から、北朝鮮の発射行為を強く非難するラッド豪首相による声明が昨5日発出されたことを評価するとともに、国際社会が強いメッセージを発信すべきであり、安保理決議も念頭に、地域における重要な安全保障上のパートナーである貴国や関係国と連携していきたい旨述べた。
- これに対し、スミス外相より、北朝鮮の発射行為は極めて挑発的であり、かつ、国連安保理決議1718号違反であり非難する、豪として日、米、韓等と緊密に協力し安全保障理事会及び国際社会が強い対応をとるよう慫慂していく旨述べた。
- 双方は、今後、緊密に連携していくことで一致した。