報道発表

北朝鮮による飛翔体発射を受けた中曽根外務大臣とルイス・カバーニャス駐日メキシコ大使の電話会談

平成21年4月5日

中曽根外務大臣は、ルイス・カバーニャス在京メキシコ大使との間で4月5日午後5時より約15分間、電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、中曽根大臣より、メキシコや日本を含む関係各国の働きかけにもかかわらず、北朝鮮が発射を強行したことは極めて遺憾である、地域の平和と安定を損なうものであり、安保理決議違反であって容認できない旨述べた。また、中曽根大臣から、国連安保理決議も念頭に、まずは本件を安保理でしっかりと取り上げることが重要であり、安保理議長国であるメキシコの配慮を得てNY時間5日15時に緊急会合が開催される運びとなったことに感謝するとともに、引き続き重要な役割を担うメキシコの支援をお願いしたい旨述べた。
  2. これに対し、ルイス・カバーニャス在京メキシコ大使より、メキシコ政府としても今回の事態を重大な懸念をもって受け止めており、安保理議長国として、日本の懸念が適切に国際社会に反映されるよう役割を果たしていきたい旨述べた。また、同大使より、エスピノサ・メキシコ外相は北朝鮮の発射について重大な関心をもって注視しており、本日中曽根大臣から伺った日本の考え方については、早速メキシコ政府関係者に伝達したい旨述べた。
  3. 双方は、今後とも、安保理での対応を含め引き続き緊密に連携していくことを確認した。
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