報道発表

北朝鮮による飛翔体発射を受けた日中外相電話会談

平成21年4月5日

 中曽根外務大臣は、よう・けつち(ヨウ・ケツチ)中国外交部長との間で4月5日午後3時より約20分間、日中外相電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、中曽根大臣より、貴国や我が国を含む関係各国の働きかけにもかかわらず、北朝鮮が発射を強行したことは極めて遺憾である、地域の平和と安定を損なうものであり、安保理決議違反であって容認できない、さらに、六者会合の共同声明とも相容れない旨述べた。また、中曽根大臣から、国連安保理決議も念頭に、まずは本件を安保理でしっかりと取り上げたい旨述べた。
  2. よう・けつち外交部長より、日本を含む関係国の関心は理解している、六者会合プロセスを推進し、朝鮮半島の非核化を実現し、この地域の平和と安定を維持することが各国の利益に資するものであり、国際社会の願いでもある、関係国が大局に立って冷静に対処することが重要である旨述べた。
  3. 双方は、今後とも、安保理を含め引き続き緊密に連携していくことで一致した。
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