
モンゴルに対する無償資金協力(太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画)に関する書簡の交換
平成21年12月11日
- 本11日(金曜日)(現地時間同日)、モンゴルの首都ウランバートルにおいて、我が方城所卓雄駐モンゴル国大使と先方ゴンボジャブ・ザンダンシャタル外交・貿易大臣(Mr. Gombojav ZANDANSHATAR, Minister for Foreign Affairs and Trade)との間で5億9,000万円の環境プログラム無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」(The Project for Introduction of Clean Energy by Solar Electricity Generation System)に関する書簡の交換が行われました。
- 本件協力は、ウランバートル市内のチンギスハーン空港に太陽光発電装置(太陽光パネル、発電量表示装置、変圧器など)を整備するために必要な資金を供与するものです。同計画の実施により、発電用の石炭燃料の消費量が減少し、二酸化炭素の排出量が削減されるとともに、モンゴル国民等に対する再生可能エネルギーに対する普及啓発が促進されることが期待されます。
- 我が国は、1990年代初頭以降、モンゴルに対する最大の支援国として同国の民主化・市場経済化を一貫して支援するとともに、近年では、「総合的パートナーシップ」の構築という共通の目標を掲げ、真に互恵的な経済・通商関係の構築という新たな段階に二国間関係を引き上げるための取組みを強化しています。今回の案件は、モンゴルにおける気候変動対策に資する支援であり、経済的互恵関係の強化という外交目標に資することが期待されます。
(参考) モンゴルは、国土面積156.4万平方キロメートル(日本の約4倍)、人口約264万人(2007年)