報道発表

ラーシウ・イエメン沿岸警備隊長官による武正外務副大臣表敬

平成21年11月18日

(写真)

  1. 本18日(水曜日)、午後6時05分から約30分間、外務省において、武正外務副大臣は、外務省「21世紀パートナーシップ促進招へい」により訪日中のアリ-・アフマド・ラーシウ・イエメン沿岸警備隊(YCG)長官の表敬を受けました。
  2. 表敬においては、武正副大臣から、誘拐された邦人1名の解放に向けたイエメン政府の努力に感謝の意を表明しつつ、早期の解放のため引き続き尽力願いたい旨述べところ、ラーシウ長官から、イエメン政府は人質の早期解放のためできる限りの努力を行う旨述べました。
  3. また、表敬では、ラーシウ長官から、イエメンは、アデン湾・紅海に沿って約2,500kmもの長い海岸線を有している、現行のYCGの能力ではそのすべてをカバーできない、ソマリア沖・アデン湾の安全航行に利益を有する日本からも支援を得たい旨述べたところ、武正副大臣から、同海域での海賊対策として日本は海自艦船・哨戒機の派遣等行っている、ラーシウ長官の指揮の下でのYCGの海賊取締まり努力に感謝と敬意を表したい、日本はYCG支援を今後強化する方向で検討中である旨伝えました。

(参考)

  1. アデン湾を航行する我が国関係船舶は年間約2000隻。本年のソマリア沖・アデン湾における海賊発生件数は11月17日現在197件(既に昨年の8割増)。
  2. 日本は各国の海上保安能力強化のため、JICAを通じた研修を実施してきており、YCGから、昨年は2名、本年は6名の職員がそれぞれ同研修に参加した。また、日本は、国際海事機関(IMO)に対して、海賊情報共有センター(イエメン、ケニア、タンザニア)、訓練センター(ジブチ)の設置のための支援として本年度14億円を拠出。
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