報道発表

岡田外務大臣とモハメッド・ボルキア・ブルネイ外務貿易大臣の会談

平成21年11月5日

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  1. 岡田外務大臣は、5日(木曜日)18時から約30分間、外務省において、旭日大綬章の親授式出席のために訪日中のモハメッド・ボルキア・ブルネイ外務貿易大臣と会談を行いました。
  2. 岡田大臣より、両国間の友好親善及び対日理解促進への功績を理由とするボルキア大臣の旭日大綬章受章に祝意を伝えたところ、ボルキア大臣より、「天皇皇后両陛下、鳩山総理にもお会い出来て大変光栄である。今回の受章が二国間関係進展の機会となることを期待する。」と述べました。
  3. 岡田大臣より、日ブルネイ経済連携協定を活用して経済関係を進展させたい旨述べたのに対し、ボルキア大臣より、「日本は重要な貿易パートナーであり、日本からの更なる投資を期待している。また、ASEAN統合における日本の役割に期待している。」旨述べました。これを受けて、岡田大臣より、BIMP東ASEAN成長地域についてブルネイの取り組みにつき照会し、ボルキア大臣からはその取り組みについての説明と我が国の参加に対する期待表明がありました。さらに、岡田大臣より「鳩山政権は東アジア共同体構想を唱えているが、その具体的内容についてはお互い議論しなくてはいけない。成長力のあるこの地域において、環境、エネルギー、人の交流などの分野で協力していくことで更に豊かになっていくことが基本的な考え方である。」旨述べました。これに対し、ボルキア大臣より日本の考え方を歓迎する旨述べました。
  4. 岡田大臣より、「我が国にとって、ブルネイは液化天然ガス(LNG)の重要な供給国である。」として、両国の長い相互信頼関係に基づく安定的な供給の重要性を指摘しました。これに対し、ボルキア大臣より、「エネルギー分野における両国関係は順調に推移してきており、両国にとって利益をもたらすような関係が構築できることを期待している。」旨述べました。
  5. 最後に、ボルキア大臣からの「ブルネイをご訪問いただきたい」との招待に対し、岡田大臣より「機会をみて訪問したい」旨述べました。
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