報道発表

TICAD平和の定着会議の開催について

平成18年2月2日
  1. TICAD平和の定着会議は、2月16日(木曜日)および17日(金曜日)の両日、アディス・アベバ(エチオピア)において、わが国、国際連合、GCA(アフリカのためのグローバル連合)、国連開発計画(UNDP)および世界銀行の共催で開催される。
  2. 本会議には、アフリカ、アジア及び欧米諸国、地域・国際機関並びに市民社会から約100の国・組織が参加予定であり、わが国代表が議長を務めるほか、明石康元国連事務次長、駒野欽一前駐アフガニスタン大使が出席する。アフリカ諸国からは多くの閣僚級代表の参加が得られる見込みである。
  3. アフリカの多くの国では紛争が終結しつつあり、現在は治安確保、ガバナンスの回復、復興・社会経済開発を通じ、平和を定着させることが今後の発展に向けた喫緊の課題である。これらを踏まえ、本会議では、わが国の対アフリカ外交の基軸であるTICADプロセスの柱の1つである「平和の定着」に関して、アフリカのオーナーシップおよび人間の安全保障を重視しつつ、平和構築及び復興を効果的に実施するための統合的戦略についての議論を行う。

(注)GCA:アフリカ開発の各分野に関し、政策面での呼びかけを行うべくアフリカ諸国とドナー諸国(米、英、加等)、国際機関、NGO等との橋渡しを行うことを目的として設立された国際的NGO。

(参考)
 本会議は、昨年9月の国連安保理首脳会合において、町村外務大臣(当時)が表明したもの。
 わが国は、1993年以降、国連等との共催で3回のアフリカ開発会議(TICAD I、II および III)を5年ごとに、TICAD閣僚級会合を2001年に東京で開催してきている。今回のテーマである「平和の定着」は、「人間中心の開発」、「経済成長を通じた貧困削減」とともにTICAD III(2003年)において提示されたアフリカ開発の三本柱の一つ。

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