会見・発表・広報
都市づくりの将来に関する国際会議のご案内
外務省
UNIDO
OECD
平成25年10月、北九州市市制50周年を記念した「北九州エコマンス」の期間中、環境、経済、社会の統合による持続可能な社会づくりやグリーン成長に向け、先進的な経験・知見の共有やその国際的普及方策を考えるとともに、都市、国、国際機関の協力連携を推進するため、下記のとおり「都市づくりの将来に関する国際会議」を開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
参加をご希望の方は、別添「参加登録申し込み用紙(Word)」をfuture-cities@mofa.go.jpまでご送付のうえ、お申込みください。
都市づくりの将来に関する国際会議
日時:2013年10月20日(日曜日)
場所:北九州国際会議場
〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目9-30
言語:日本語・英語(同時通訳)
参加費:無料(先着順)
(1)10:00-12:30
持続可能な都市づくり ~2015年より先の国際開発目標を見据えて~
主催:外務省
会場:メインホール(定員300名)
現在,国連をはじめ国際社会は2015年に新しい国際的な開発目標を定めるべく,様々な準備を行っています。この会議では,環境に配慮したまちづくりを進めてきた北九州市の市制50周年の機会に,国連の中で「都市づくり」を進める諸機関の長ほかを招いて議論を行い,持続可能な都市づくりの重要性について北九州から国際社会に対して力強いメッセージを発信します。
前半:持続可能な都市づくり~現状と課題~ |
---|
2015年以降の国際開発目標を担当する国連事務局の長、持続可能な都市づくりに取り組む国連機関や自治体のパネリストから、今、持続可能な都市づくりにつき国際的にどのような議論が進んでいるのか、問題となっていることは何か、等につき紹介します。 |
後半:パネルディスカッション |
上記紹介を踏まえてパネルディスカッションを行い、「都市」のあり方が、世界の持続可能な開発のためにどんな重要性を持つのかにつき意見交換します。また、持続可能な都市づくりを日本から途上国を含む世界各国に拡げていくため、今何が必要とされているのかについて方向性を見いだすべく議論します。
|
(2)14:00 - 17:00
東南アジアにおけるエコ・シティの推進
主催:UNIDO
会場:メインホール(定員300名)
国連工業開発機関(UNIDO)は、国連の専門機関の一つであり、途上国の貧困削減や持続的な繁栄を目指して、工業基盤の整備を支援しています。この会議では、東南アジアの主要都市で環境に優しい都市づくり(エコ・シティ)の推進に携わるパネリストを迎えて成功事例や課題等を発表し、日本の環境技術や先進国の取り組みについても紹介して様々なケースから互いに学びあう場とし、持続可能な都市のありかたや都市間ネットワークの促進について活発に議論を行います。
14:00 - 14:10 開会挨拶 |
---|
西川泰藏 国連工業開発機関(UNIDO)事務局次長 |
14:10 - 14:30 UNIDOのエコ・シティ推進に向けた取り組み |
ルードヴィック・ベルノダ UNIDOプロジェクトマネージャー UNIDOでは、東南アジア地域におけるエコ・シティの推進や知見の共有を目指したネットワークづくりを推進しています。特に、Peer Reviewという手法を用いて互いの経験や優良事例を検証し、持続可能な都市づくりやエコ・シティ間の対話を促進しています。 |
14:30 - 15:00 Peer Reviewについて |
ヤン・ディクタス UNIDOエコ・シティ専門家 都市が抱える課題や優良事例を共有するだけでなく、さらに一歩進んで、互いの取り組みを検証・評価するPeer Reviewを通して、深い理解やネットワークづくりを目指します。本会議のパネリストには、後半のセッションにてPeer Reviewの一環として各都市の事例について発表していただきます。 |
15:00 - 15:30 休憩 |
15:30 - 16:50 各都市のエコ・シティに向けた事例紹介 |
東南アジアを代表するエコ・シティの代表者が、各都市の取り組みや課題について発表を行います。招聘予定都市は以下の通りです。 セブ(フィリピン) イスカンダル開発地域(マレーシア) マープタープット工業団地(タイ) ダナン(ベトナム) 福建省平潭包括パイロット地域(中国) (オブザーバー参加)シンガポール、アムステルダム(オランダ)、他 |
16:50 - 17:00 開会挨拶 |
(3)13:30-17:00
首長フォーラム~躍動するアジア都市のグリーン成長
主催:OECD 共同議長: UNCRD、北九州市
会場:国際会議室(定員80名)
本アジア地域の首長、OECD加盟国、国連地域開発センター(UNCRD)の環境にやさしい持続可能な交通ネットワーク(EST)、3Rイニシアティブ、および廃棄物管理の拡大のための国際パートナーシップ (IPLA)メンバー国からの首長も交え、都市のグリーン成長を実現するための政策枠組みや手段について議論します。都市毎にグリーン成長のための条件と課題は異なりますが、知識の共有と多様な取組みの学習を通じて、各都市が独自のグリーン成長戦略を追求、作成できるようになることを目指します。
13:30 - 13:45 共同議長 歓迎挨拶 |
---|
玉木林太郎(OECD事務次長) Mr. Hongbo Wu(国連 経済社会問題担当事務次長)(予定) 北橋健治(北九州市長) |
13:45 - 14:35 円卓会議I: アジアの都市のためのグリーン成長の政策枠組み |
急速な都市化が進行する中で炭素集約的な開発を回避し、環境問題が経済成長を阻害することのないよう、様々な条件を兼ね備える都市の政策のあり方や経験を共有します。特に、土地利用と交通、廃棄物、上水、下水、エネルギーと自然災害に対する脆弱性について議論します。 招待予定者:(下記参照) |
14:35 - 15:25 円卓会議II:都市のグリーン成長政策を実施する上での主な課題 |
都市のグリーン成長政策を実施する上での主な課題、及び課題克服への方策を討議します。特に、政策立案者や市民レベルの環境問題に対する認識、グリーン成長コンセプトへの理解、資源効率性、3R, グリーン成長のための環境にやさしい持続可能な交通ネットワーク(EST)等の役割、財政余力や資金メカニズム、グリーン成長戦略の企画立案・実行能力を中心に意見交換します。 招待予定者:(下記参照) |
15:25 - 15:55 休憩 |
15:55 - 16:45 円卓会議III: 知見の共有と協調行動 |
都市のグリーン成長を促進するためには、都市、政策実施機関、様々なネットワークが対等な立場で成果を共有し、共同学習するプロセスを促進することが効果的です。このために共同ワークショップや相互学習、地域ネットワークを通じた交流が必要です。この認識の下、効果的なアクションについて議論を深めます。 招待予定者:(下記参照) |
16:45 - 17:00 共同議長による総括 |
<招待予定者(都市名のみ記載)>
プノンペン(カンボジア)、パリ(フランス)、アーメダバード(インド)、ジャカルタ、スラバヤ(インドネシア)、横浜市、川崎市(日本)、ビエンチャン(ラオス)、ジョホールバル(マレーシア)、ヤンゴン(ミャンマー)、マニラ(フィリピン)、ストックホルム(スウェーデン)、バンコク(タイ)、シカゴ(アメリカ)、ハイフォン、ホーチミン(ベトナム)
お問い合わせ先
各イベントに関するお問い合わせは、以下までお願いいたします。
- 「持続可能な都市づくり ~2015年より先の国際開発目標を見据えて~」に関すること:外務省 future-cities@mofa.go.jp
- 「東南アジアにおけるエコ・シティの推進」に関すること:UNIDO future-cities@mofa.go.jp
- 「首長フォーラム~躍動するアジア都市のグリーン成長」に関すること:OECD future-cities@mofa.go.jp