外務報道官談話

平成27年12月2日

1 我が国は,11月29日(現地時間同日)にブルキナファソ大統領選挙・国民議会議員選挙が平和裡に実施されたことを高く評価するとともに,これら選挙の準備を進めてきた同国暫定政府及び関係機関並びに全てのブルキナファソ国民に対し,敬意を表します。

2 また,我が国は,ブルキナファソ国家独立選挙委員会が発表した,ロック・カボレ氏(Mr. Roch Marc Christian KABORE)が第一回投票にて過半数を獲得したとの大統領選挙暫定結果が他の候補者からも受け入れられていることを評価すると共に,最終的な選挙結果が民主的プロセスに則り確定することを期待します。

(参考)
(1)11月29日(現地時間同日),ブルキナファソ大統領選挙が実施された。12月1日(現地時間同日),同国国家独立選挙委員会が暫定結果を発表し,カボレ大統領が得票率53.49%で当選を確実とした。投票率は60%(前回選挙第一回投票では54.9%)。

(2)ブルキナファソでは,2014年10月,大統領3選禁止条項改定に関する国民投票法案に反対する野党及び市民らがデモを行い,情勢が不安定化し,コンパオレ大統領は辞任した。同年11月,カファンド暫定大統領及びジダ暫定首相の下,暫定政府が発足し,大統領選挙及び国民議会議員選挙を実施するべく取り組んできた。

(3)今回の選挙実施にあたり,我が国は無償資金協力(食糧援助)の見返り資金を活用して総額約5億CFAフラン(約1億円)の支援を行い,国家独立選挙委員会に対し車両21台とバイク8台を供与した。また,投票当日は,在ブルキナファソ日本国大使館館員2名がワガドゥグ市内で選挙監視活動に参加した。


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