談話

ナイジェリアにおける女子生徒集団拉致事案等について(外務大臣談話)

平成26年5月9日

英語版 (English)

1 我が国は,ナイジェリア連邦共和国ボルノ州において,イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」によって200名を大幅に超える女子生徒が拉致され,その基本的人権が著しく損なわれている現状に関し,強い衝撃と憤りを覚えます。アブジャ郊外での爆破テロ行為を含め,「ボコ・ハラム」による一般市民に対する暴力行為はいかなる理由や目的によっても正当化されず,我が国は,あらゆる形態のテロリズムを断固として非難します。

2 女性及び女児に対するあらゆる形態の暴力の撤廃及び防止は,国際社会が一致して取り組むべき問題であり,今回の行為は決して許されるものではありません。また,教育を求める若い女性が特に標的になったことを深く懸念しており,ナイジェリアの将来を担う女子生徒たちの一刻も早い解放を要求します。

3 我が国はテロ行為の撲滅のため,また地域の平和と安定のため,ナイジェリア国民及び政府との連帯の決意を新たにするとともに,引き続き国際社会と連携していく考えです。

(参考)

1 平成26年4月14日,イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が,ナイジェリア北東部のボルノ州チクボ地区にある女学校を襲撃し,多数の女子生徒を拉致した。州警察の発表によると,276名の生徒が拉致され,うち53名は脱出したものの,223名が行方不明となっている。

2 5月5日には,「ボコ・ハラム」の犯行声明ビデオが公開され,その中で同組織指導者であるアブバカル・シェカウと見られる人物が,拉致した女子生徒を奴隷として売り飛ばす旨述べている。

3 平成25年9月の国連総会における一般討論演説において安倍総理は,「憤激すべきは,21世紀の今なお,武力紛争のもと,女性に対する性的暴力がやまない現実です。犯罪を予防し、不幸にも被害を受けた人たちを,物心両面で支えるため,我が国は,努力を惜しみません。」と述べている。


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