世界が報じた日本
海外主要メディアの日本関連報道
3月4日~10日
最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。
掲載日:
2月28日付:
媒体名(国名):
執筆者(発信地):
タナイル・マリア記者
山﨑総領事は,アマゾナス州における日本人移住者を通じた日伯の友好協力関係,さらに社会経済分野や文化における日本の影響について言及した。今年は日ブラジル外交樹立120周年であり,日本をさらに知ってもらうために多くの文化行事が予定されており,また,日本においてもブラジルについてのイベント等が多く開催される見込み。和食では,「5」という数字がキーワードである。和食は5感(視覚,嗅覚,聴覚,触覚,味覚)で楽しむものであり,調理方法も「切る」,「煮る」,「焼く」,「蒸す」,「揚げる」と「5」通りを駆使したものである。味も「5種類」(甘味,酸味,苦味,辛味,塩味)に加えて,「旨味」が特徴的である。素材の色も白,黒,黄,赤,緑(青)と「5」色ある。一昨年の天皇誕生日祝賀レセプションにおいては,和食のデモンストレーションが行われたほか,醤油や日本酒の展示も行われ,健康に良い和食の普及が図られた。
(ジョルナル・ド・コメルシオ紙のロゴ)
掲載日:
3月8日付:
媒体名(国名):
執筆者(発信地):
ラケル・ランディン記者
安倍総理は,TPPに備え,60年振りとなる大がかりな農業改革に着手している。谷口智彦内閣官房参与は,「農業分野が日本経済に占めるウエイトは低い。だが,政治的に大きな象徴性をもつ。総理は日本及び世界に向けて,改革者であると示したいのだ。」と説明する。農業改革のもう一つの重要なポイントは減反政策に係る交付金の廃止である。米の消費量が800万トンであるのに対して生産能力は1,200万トンあるため,減反政策により価格の下落を防止する。この問題に関して日本人は非常に敏感である。農林水産省の阿辺一郎氏は,農業改革の一番重要な点は,農業者に改革の自由を与えることだと述べる。農業改革により一戸あたりの平均耕作面積1ヘクタールが10ヘクタールに拡大すれば,食料価格は30%下落すると予想されている。政府は,高齢農家には土地を貸すことを奨励し,大規模生産を可能にしたいと考えている。
http://www1.folha.uol.com.br/mercado/2015/03/1599692-para-dinamizar-economia-japao-ensaia-reforma-agricola-apos-60-anos.shtml