外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)外交講座
中京大学
平成26年7月1日

平成26年7月1日(火曜日),中京大学に佐藤雅子国際協力局緊急・人道支援課課長補佐を派遣し外交講座を行いました。
テーマ:日本の国際機関を通じた難民支援
講演内容:
- 世界の難民状況
- 国際機関による難民支援活動
- 日本政府による難民支援や人道国際機関との協議方法
- 難民支援分野で昨今話題となっている事項や課題等について
参加学生からの質問:
- 日本の支援は,難民の個人レベルにまで周知されているのか
- 各国が国益に基づいて人道支援をすると,必要な支援が実施できないことがあるのではないか
- 日本はどのような基準で人道支援を実施するかどうかを判断しているのか
- シリアの内戦がなぜ難民を多く発生させるまでに激化したのか
参加学生の感想:
- 実際に支援を求められたときにどのような流れで支援を行うのかを知ることができた。
- 外務省が行っている難民支援・外務省から見た難民問題についてよく分かった。最新の情報を聞くこともできて理解が深まった。
- UNHCRが行っている難民支援や日本の難民支援が分かった。平和を目指すためにも一人一人が難民の現状を知り,考えていくことが大切だと分かった。
- 日本の難民支援が単に金銭だけではなく,幅広く行われていることを知り誇らしく思った。
- どの国にどの程度,どのような支援をするのか,これらの調整を個々人の感情ではなく,国として日本の国益も考慮しながら決めている外務省の難民支援の複雑さが理解できた。
- 日本が行っている支援・活動は世界・国際機関にとって大きな役割を果たしていることがよく分かった。難民問題は非常に難しいが,受け入れる側への支援も重要であると思った。
- 女性の方が講演会に来て下さったことで,(外務省は)女性でもしっかり働くことのできる職場だと感じた。