イラン・イスラム共和国

平成27年6月22日
6月16日、薗浦大臣政務官は第10回日・イラン局長協議に参加するために訪日したモハージェル・イラン外務省東アジア大洋州局長の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
  1. 冒頭、薗浦大臣政務官から、安倍総理とローハニ大統領が合意した人道、麻薬などの分野での協力が進むなど、二国間関係は拡大傾向にあると述べ、同関係をさらに拡大させるためにも、核交渉において、イランが柔軟性を示すよう働きかけました。
  2. モハージェル局長からは、ローハニ大統領就任後、首脳レベル、外相レベルでの会談が繰り返し行われていることは、両国が互いに関心を有していることを示していると述べ、イランは核問題の最終合意が達成されることを確信しており、そうなればより幅広い協力が行われることになるだろうと述べました。
  3. また、薗浦大臣政務官から、中東地域全体の安定に向け、イランに建設的かつ平和的な役割を果たすよう働きかけました。これを受け、モハージェル局長からは、イランは中東地域において建設的な役割を果たしており、たとえばイエメンのホーシー派にイエメン和平会議に参加するよう促した旨発言しました。
  4. 最後に、薗浦大臣政務官から拉致問題に言及するとともに、北朝鮮と軍事的協力関係にあると思われることは、日・イラン両国にとって大きなマイナスである旨伝えました。モハージェル局長からは、拉致問題はいかなる理由であろうとも正当化し得ないものであり、残念である、また、イランは北朝鮮の核実験に公の場で反対していると述べました。

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