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平成28年4月19日
 4月11日から4月17日まで,武藤容治外務副大臣は,メキシコ合衆国及びスロバキアを訪問しました。訪問の概要は以下のとおりです。

1 グアナファト州(メキシコ)(11日~12日)

(画像1)

(1)武藤副大臣は,本年1月に開設した在レオン日本国総領事館の開館記念式典に出席し,300名を超える多くの出席者が集まる中,日本政府を代表してスピーチを行いました。また,進出日系企業代表らと企業活動の現状及び問題点等につき意見交換を行いました。

グアナファト州知事との会談
レオン市長との会談

(2)また,武藤副大臣は,マルケス・グアナファト州知事,ロペス・レオン市長と会談し,ビジネス環境整備を含む交流促進について意見交換を行うとともに,在留邦人及び日本企業の安全確保につき協力を要請しました。

グアナファト大学代表との意見交換

(3)更に,武藤副大臣は,グアナファト大学を訪問し,日本との学術・文化交流について意見交換を行いました。また日本人留学生と交流しました。

2 メキシコ・シティ(12日~14日)

デ・マリア・イ・カンポス大使との会談

(1)武藤副大臣は,メキシコ外務省のデ・マリア・イ・カンポス大使(アジア大洋州局長)と会談し,活発な要人往来及び日墨経済連携協定(EPA)発効10年を経て,良好に進展する日墨関係の下,両国の戦略的グローバル・パートナーシップを更に促進することを確認するとともに,国際場裡における協力の推進,アジア情勢等につき幅広く意見交換を行いました。

ディアス上院議会副議長他との会談

(2)また,武藤副大臣は,連邦上院議会を訪問し,ディアス上院議会副議長他と会談し,ともにTPP署名国としてTPP協定の早期発効の重要性及び議員間交流の促進について意見交換を行いました。

日墨協会訪問
日本メキシコ学院訪問

(3)更に,武藤副大臣は,本年創立60周年を迎える日系人団体「日墨協会」の本部を訪問し、日系人社会との関係強化を図るとともに,日本メキシコ学院を訪問しました。また,日系企業関係者と意見交換を行いました。

3 スロバキア(15日~16日)

(画像2)

(1)ライチャーク・スロバキア外相からの招待を受け,武藤副大臣がGLOBSEC(注)に出席しました。(政務レベルでの日本からの出席は初)。15日夜のディナーセッションで,東アジアの安全保障について武藤副大臣がリーディング・スピーカーとしてプレゼンテーションを行い,欧州とアジアの安全保障が密接に連関していることを,日本のウクライナ情勢への貢献を紹介しつつ説明しました。

(注)GLOBSEC(グローブセク,正式名称「Global Security Forum」)は,中・東欧を中心とした外交・安全保障政策を議論する場として,スロバキア大西洋委員会(NGO)が2005年から毎年ブラチスラバで開催している国際フォーラムで,本年11回目。

(画像3)

(2)また,武藤副大臣は,スロバキア,モルドバ,リトアニアの各外相と会談を行いました。

ア スロバキア(ライチャーク外務・欧州問題担当相:16日)
 6月1日からワーキングホリデー制度が導入されることを踏まえ,両国間の人的交流の一層の活発化で一致しました。また,本年後半にスロバキアがEU議長国になることを踏まえ,日EUの文脈でもさらに協力を推進することで一致しました。なお,ライチャーク外相からは,熊本県で発生した地震被害についてお見舞いの言葉が寄せられました。

(画像4)

イ モルドバ(ガルブル副首相兼外務・欧州統合相:15日)
 ガルブル外相から,これまでの日本からの支援に対する深甚なる謝意表明があったほか,双方が大使館を開設したことを受け,二国間関係をさらに深化させていくことで一致しました。

(画像4)

(3)リトアニア(リンケビチュウス外相:15日)
 エネルギー,文化,安全保障,科学技術等,幅広い分野で両国間の協力を推進していくことで一致しました。
 なお,リンケビチュウス外相からは,熊本県で発生した地震被害についてお見舞いの言葉が寄せられました。


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