
玄葉外務大臣の沖縄訪問(概要)
平成24年3月24日
3月23~24日,玄葉外務大臣は,沖縄県を訪問し,仲井眞知事との意見交換等を行ったところ,概要以下のとおり。
1. 仲井眞県知事との意見交換
(1)知事の発言:
- ア.沖縄振興法と軍転特措法の2法を良い法案にしていただき心から感謝。
- イ.玄葉大臣が地位協定の運用改善に積極的に取り組み結果を出していることに心から感謝。今後も,できれば抜本的見直しに取り組んでほしいが,改良・改善に努力してほしい。
- ウ.日米協議について,パッケージを外すことに関する進捗を教えてほしい。普天間移設については,辺野古は事実上不可能,国内で探した方が早いということは申し上げたい。
- エ.北朝鮮の打ち上げについて,PAC3を含め,防衛上の措置は政府としてとるべき措置をしっかりとって頂きたいが,前広に教えてほしい。
- オ.島サミットの開催については引き続き協力していきたい。
- カ.オスプレイについては,開発段階でトラブルがあり県民が心配している。データ主義でいきたいと考えており,データ提供をお願いする。古いへり(CH-46)を使い続けるのはむしろ問題ではないかとの見方もある。
(2)大臣の発言:
- ア.外交,安全保障を預かる立場として,安全保障に万全を期しつつ,沖縄の負担軽減について,地位協定の改善もできたが,今後とも一つ一つ目に見える形で取り組みたい。
- イ.パッケージの切り離しによって,嘉手納以南の土地の返還については,きちんとした協議が進められるようになった。一方で,土地の返還までには,海兵隊の移転,その後の施設・区域の統合という複雑なプロセスがあり,一定の時間がかかるが,県側の協力も得て,できるだけ早期に負担軽減が図れるよう努力したい。
- ウ.普天間については,固定化はあってならない。知事と意見が完全に一致しているわけではないが,引き続き丁寧に移設計画について説明していきたい。
- エ.北朝鮮による打ち上げについては,防衛大臣から説明があると思うが,万一のことがないよう万全を期すことを含め政府全体で検討している。
- オ.沖縄の負担を全国で分かち合うべきということは,これからも言い続けるつもりである。
- カ.島サミットについては是非成功させたい。
- キ.オスプレイについては,現時点で接受国通報はないが,防衛省と協力して丁寧に説明していく。
2.在沖縄四軍調整官グラック中将との意見交換 (於:キャンプ瑞慶覧)
- (1)大臣から,「トモダチ作戦」への感謝を改めて伝達するとともに,事件・事故について取組みを引き続きお願いしたい,騒音の問題も,嘉手納や普天間で訴訟にもなっており,1996年の日米合同委員会合意の遵守や航空機訓練移転に加え,もう一工夫,二工夫お願いしたい旨述べた。
- (2)これに対しグラック中将から,事件・事故については引き続き綱紀粛正に努めるとともに,気を緩めず取組みを継続してやっていきたい,騒音問題についても周辺住民への配慮を引き続き行っていきたい旨述べた。
3.その他,外務大臣は,キャンプ瑞慶覧視察,高良琉球大学教授及び翁長那覇市長との非公式な意見交換を行った。