外務副大臣・外務大臣政務官

平成27年3月9日
2月26日(木曜日)11:20より約20分間,中根一幸外務大臣政務官は,来日中のマクグラス世界銀行人事総局副総裁(Sean McGrath, Vice President of the World Bank, Human Resources)及びミュラー同対外担当副総裁( Cyril Muller, Vice President of the World Bank, External and Corporate Relations) の表敬を受けました。
  1. 中根政務官より,両副総裁の訪日を歓迎する,ミュラー副総裁とは,昨年11月以来再会できてうれしい,今回の訪日の目的は4回目のリクルート・ミッションと伺っているが,世銀が日本人の採用に積極的に取り組んでいることを高く評価する,是非今回のミッションで日本の優秀な人材を見つけてほしい旨述べました。また,3月には第3回国連防災世界会議が仙台で開催されるところ,日本はホスト国として是非とも会議を成功させたい,防災分野を重視する世銀が本会議で大きな役割を果たすことを期待している旨述べました。さらに,保健,防災,ジェンダーの分野をはじめとした日本が重視する人間の安全保障に直結する課題を含め,種々の分野において引き続き世銀と連携・協力を強化していきたい旨述べました。
  2. これに対し,マクグラス副総裁は,日本にリクルート・ミッションを派遣し始めてから4年目であるが,邦人職員の採用数は毎年5%ずつ増加している,引き続き今回のリクルート・ミッション等の機会を活用して,日本からの優秀な人材を発掘し,活用していきたい旨述べました。また,ミュラー副総裁からは,政務官に再びお目にかかれて光栄である,日本が世銀のエボラ復興・復旧信託基金に2000万ドルを拠出したことを大変感謝している,近々エボラ対策のための日本と世銀による共同プロジェクトがリベリアで開始されることとなっており,右プロジェクトが大きな成果を得て,是非日本には世銀への拠出に対する費用対効果の高いと実感してもらいたい旨述べました。さらに,ミュラー副総裁は,日本と世銀による防災分野における支援は世界でも突出しており,今回の防災世界会議にも強くコミットしている,キム世銀総裁も重視している防災と保健の連携につき,世銀は日本とともに世界に範を示していきたい旨述べました。

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