外務副大臣・外務大臣政務官
トロッツェンバーグ世界銀行副総裁による中根外務大臣政務官表敬
平成27年2月3日

1月29日(木曜日)16時45分より約20分間,中根一幸外務大臣政務官は,日本政府との東アジア政策対話に出席のために来日中のアクセル・ヴァン・トロッツェンバーグ世界銀行副総裁(Axel van Trotsenburg, Vice President of the World Bank)の表敬を受けました。
1. 中根政務官より,トロッツェンバーグ副総裁が出席する東アジア政策対話で有意義な意見交換が行われることを期待している,日本が重視する人間の安全保障に直結する課題として保健,防災,ジェンダーの分野において引き続き世銀と協力を強化していきたい旨述べました。日本の東アジアに対する支援について,先般カンボジアとラオスを訪問した際に我が国のODAによるネアックルン橋の完成式典に出席し,ASEANの連結性が強化している実態を目の当たりにしたと述べました。また,本年5月には福島県いわき市で第7回太平洋・島サミットが開催される予定のところ,この機会を捉えて太平洋島嶼国が抱えている課題克服のために積極的に協力したい旨述べました。
さらに,気候変動に関し,日本が国会承認を条件に15億ドルを緑の気候基金(GCF)に拠出を表明したことに触れ,GCFを活用した途上国支援について世銀とも協力していきたい旨述べました。
また,世銀の協力を得ながら本年3月に仙台で開催される第3回国連防災会議を成功させたい旨述べました。
2. これに対し,トロッツェンバーグ副総裁より,東アジアにおける日本との連携協力は様々な分野,国において強固なものであり,特に自然災害の影響を受けやすい地域なので防災分野での協力は重要であり,日本の防災分野での役割を評価している旨述べました。また,気候変動については,既に東アジア大洋州地域において様々なプロジェクトを実施しており,GCFについてもプロジェクト実施機関としてプロジェクト形成に貢献していきたい旨述べました。