広報イベント
第12回 国際教育協力日本フォーラム(Japan Education Forum XII)開催のお知らせ
平成27年1月26日
平成27年2月5日(木曜日),外務省は,文部科学省,広島大学,筑波大学と共催で第12回国際教育協力日本フォーラム(JEF XII)を下記のとおり開催いたします。
国際教育協力日本フォーラム(通称JEF)は,開発途上国の自立的な教育開発とそのための国際協力の在り方について,開発途上国や内外の援助機関関係者が意見交換を行うことを目的として2004年から官学協同で開催している年次国際フォーラムです。
質の高い教育の普及は世界共通の重要課題です。日本は,2国間の協力に加え,ユネスコや教育のためのグローバルパートナーシップ(GPE)等の国際機関及びG8サミットやアフリカ開発会議(TICAD)といったマルチの場を通じて,2015年までの『万人のための教育 ‘‘Education for All’’(EFA)』目標達成に向けた取組を推進してきました。2010年に政府が発表した「日本の教育協力政策2011-2015」では,国際教育協力は人間の安全保障の実現のための不可欠な分野と位置づけられ,「自助努力支援と持続可能な開発」,「疎外された人々に届く支援」,「文化多様性の尊重と相互理解の増進」が政策の基本理念とされています。
2000年にセネガルで「EFAダカール行動枠組み」が設定されて,今年で15年です。就学率の向上など一部のEFA目標は達成されつつあります。しかしながら,いまだ5,780万人という不就学児童がおり,また,就学しても,教育の質や学習環境が不十分であるなど,課題は山積しています。
第12回目となる今年のフォーラムでは,EFAゴール達成に向けた進捗状況をもとに,残された課題について,途上国の視点,そして市民社会,研究者,ドナーや国際機関の観点から,これまでの取組を踏まえて総括的に議論します。さらに,近年の国際教育協力の特徴を踏まえるとともに,新たな課題も見据えつつ, 2015年より先の国際教育協力に繋がる議論を展開します。開発途上国の教育開発に関わる援助関係者の皆様や研究者の皆様はもちろん,途上国の教育,国際協力に関心のある皆様の幅広い参加をお待ちしています。
主催 : 外務省,文部科学省,広島大学,筑波大学(共催)
後援 : 国際協力機構(JICA)
開催日時 : 平成27年2月5日(木曜日) 10:00-17:00
開催場所 : 東京国際交流館 プラザ平成(東京都江東区青海2-2-1)
プログラムの概要
午前の部
10:00-10:20 主催者代表挨拶(文部科学省・外務省)
10:20-10:50 基調講演
エシェトゥ・アスファウ
エチオピア教育省 計画・資源動員局長
「途上国から見たEFA達成に向けた国際教育協力の成果と今後の課題」
10:50-11:20 基調講演
アーロン・ベナヴォット
EFAグローバルモニタリングレポート ディレクター
「グローバルな視点から見たEFA達成に向けた過去の成果と今後の課題」
11:20-12:00 質疑応答
12:00-13:30 休憩(昼食)
午後の部
13:30-14:45 パネルセッション
「EFAの経験と教訓について―ポスト2015を見据えて―」
「国際教育協力のあらたな展望について」
パネリスト:
ファトゥマ・チェゲ ケニヤ・ケニヤッタ大学 教育学部長
バルディン・山本 百合子 ブラジル・サンカルロス連邦大学 教授
バルディン・山本 百合子 ブラジル・サンカルロス連邦大学 教授
ルネ・ラヤ アジア南太平洋成人教育協議会 主任政策アナリスト
石原 伸一 国際協力機構(JICA) 人間開発部次長
モデレーター:
黒田一雄 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授/国際教育協力研究所所長
14:45-15:15 休憩
15:15-16:15 指定討論・質疑応答
16:15-17:00 総括討論
17:00 閉会
参加申し込み方法
参加ご希望の方は,平成27年1月30日(金曜日)までに,氏名,所属先,住所,電話番号,ファクシミリ番号,メールアドレスを明記の上,JEF事務局へ電子メール,ファクシミリ又は郵便にて御連絡ください。
広島大学教育開発国際協力研究センター内Japan Education Forum事務局
〒739-8529東広島市鏡山1-5-1
電話番号:082-424-6959 ファクシミリ番号:082-424-6913
メールアドレス:japaneducationforum@yahoo.co.jp