外務副大臣・外務大臣政務官
カナヨ・F・ヌワンゼ国際農業開発基金(IFAD)総裁による石原外務大臣政務官表敬
平成26年8月4日

8月1日午前10時30分から約40分間,石原宏高外務大臣政務官は,訪日中のカナヨ・F・ヌワンゼ国際農業開発基金(IFAD)総裁(Dr. Kanayo F. Nwanze, President of International Fund for Agricultural Development)の表敬を受けました。
1. 冒頭,石原政務官より,ヌワンゼ総裁の来日を歓迎し,食料安全保障の確保が喫緊の世界的課題となっている中,IFADが果たす役割は極めて重要であり,IFADにおいても,我が国が重視する人間の安全保障の理念を踏まえた取組が実施されることを期待する旨述べました。
2. また,石原政務官より,我が国主導の「責任ある農業投資」や「アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)」の推進について,IFADの積極的な貢献を評価するとともに,我が国もJICA等の関係機関との密な情報共有を図りつつ,IFADとの連携強化を促進したい旨述べました。その他,本年実施中であるIFAD第10次増資協議の成功を期待するとともに,邦人職員の積極的な採用を要請しました。
3. これに対し,ヌワンゼ総裁より,日本はIFADにとって最も重要なパートナー国の一つであるとして,日本のIFADへの貢献に対する謝意が述べられるとともに,若者や女性を中心とした小規模農家の支援を行うIFADの取組は人間の安全保障の理念とも合致しており,今後も日本との連携を強化したい旨述べました。