広報イベント

平成28年2月1日

 平成28年2月24日(水曜日),外務省は,文部科学省,広島大学,筑波大学と共催で第13回国際教育協力日本フォーラム(JEF XIII)を下記のとおり開催いたします。国際教育協力日本フォーラム(通称JEF)は,開発途上国の自立的な教育開発とそのための国際協力の在り方について,開発途上国や内外の援助機関関係者が意見交換を行うことを目的として2004年から官学協同で開催している年次国際フォーラムです。
 昨年,2015年は教育開発の分野で,節目の年となりました。5月に開催された世界教育フォーラム(於:仁川)で,「すべての人に対する包摂的,公正かつ良質な教育を確保し,生涯学習の機会を促進する」ことを目指した教育分野の政治宣言(インチョン宣言)が採択され,11月には「教育2030行動枠組み」が採択されました。

 また,日本政府は,2015年9月の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の採択に合わせて,平和で強靭な国家造りの礎となる教育協力戦略である「平和と成長のための学びの戦略」を発表し,「包摂的で公正な質の高い学びに向けた教育協力」、「産業・科学技術人材育成と持続可能な社会経済開発のための教育協力」、「国際的・地域的な教育協力ネットワークの構築と拡大」を三本柱に、学び合いを通じた質の高い教育の実現を目指した教育支援を行っていくことを表明しました。
 2016年以降の教育アジェンダ「教育2030」が採択されて間もない時期に開催される今次フォーラムでは,万人のための教育(EFA)目標達成のために日本が行ってきた国際教育協力のこれまでの成果・課題を,日本,開発途上国,国際社会の視点から振り返り,総括的に討議します。さらに,2016年以降の目標を達成するにあたり,新しい国際協力の文脈において日本の国際教育協力が果たす役割について議論します。開発途上国の教育開発に関わる援助関係者の皆様や研究者の皆様はもちろん,開発途上国の教育,国際協力に関心のある皆様の幅広い参加をお待ちしております。

主催

 外務省,文部科学省,広島大学,筑波大学(共催)

後援

 国際協力機構(JICA)

開催日時

 平成28年2月24日(水曜日) 10:00~17:00

開催場所

 学術総合センター(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)

プログラムの概要

午前の部

10:00-10:20 主催者代表挨拶(文部科学省・外務省)
10:20-10:50 基調講演
マベル・インブガ
ジョモ・ケニヤッタ農工大学学長(ケニア)/RUFORUM Network 議長
「自立的教育開発に向けた大学教育の役割とSDGs-アフリカの事例-」
10:50-11:20 基調講演
牟田 博光
東京工業大学名誉教授
「日本の教育協力政策2011-2015の評価と今後の展望
-日本の国際教育協力は何を目指し何を成し遂げたか-」
11:20-12:00 質疑応答
12:00-13:30 休憩(昼食)

午後の部

13:30-14:45 パネルセッション
「EFA目標達成において日本の国際教育協力はどのような役割を果たしてきたか」
「2015年以降日本は国際教育協力分野においてどう貢献できるか」
パネリスト:
吉田和浩(パネルセッションモデレーター)
広島大学教育開発国際協力研究センター長
シャマル・カンティ・ゴーシュ
バングラデシュ農業省事務次官
ソルダッド・A・ウレップ
フィリピン大学国立理数科教育開発研究所所長
萱島信子
国際協力機構(JICA)国際協力専門員
14:45-15:15 休憩
15:15-16:15 指定討論・質疑応答
16:15-17:00 総括討論
17:00 閉会(総合司会:櫻井里穂 広島大学教育開発国際協力研究センター准教授)

参加申し込み方法

 参加ご希望の方は,平成28年2月15日(月曜日)までに,氏名,所属先,住所,電話番号,ファクシミリ番号,メールアドレスを明記の上,JEF事務局へ電子メール,ファクシミリ又は郵便にて御連絡ください。

 広島大学教育開発国際協力研究センター内Japan Education Forum事務局
 住所:JEF事務局 東広島市鏡山1-5-1
 電話番号:082-424-6959 ファクシミリ番号:082-424-6958
 メールアドレス:japaneducationforum@yahoo.co.jp

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