外務副大臣・外務大臣政務官

平成26年11月20日
(写真)
 11月19日(水曜日)16時20分より約20分間,中根一幸外務大臣政務官は,来日中のシリル・ミュラー世界銀行副総裁(Mr. Cyril Muller, Vice President of the World Bank)の表敬を受けました。
  1. 中根政務官より,戦後日本経済を支え,現在は日本の主要な開発パートナーである世銀との協力関係を一層強化していきたい,特に,日本が重視する人間の安全保障に直結する課題として保健,防災,ジェンダーの分野において引き続き世銀と協力を強化していきたい旨述べました。保険分野では,今月中旬に日本政府と世銀がユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に関し実施した共同研究プログラム報告書出版記念シンポジウムで挨拶を行ったことを触れ,この分野での世銀の取り組みを高く評価する旨述べました。
     また,気候変動に関し,公平で実効的な枠組が来年のCOP21で採択されるよう日本として貢献していくこと,先日のG20ブリスベン・サミットにおける緑の気候基金(GCF)に関する安倍総理の発言を紹介しながら,プロジェクトの実施において世銀の支援を求めました。
     さらに,日本が東日本大震災をはじめとする自然災害による被災経験からも防災分野を重視しているところ,世銀の協力を得ながら明年3月に仙台で開催される第3回国連防災会議を成功させたい旨述べました。
  2. これに対し,ミュラー副総裁より,UHCに関する日本の取り組みを高く評価するとともに,中根政務官の上記シンポジウム出席に謝意が述べられました。また,GCFを活用しながら気候変動問題に関し世銀として日本と連携していきたいこと,第3回国連防災世界会議の成功に向けて協力していきたい旨述べました。

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