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項目 | 内容 | |
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国名 | ケニア共和国 | |
案件開始日 | 平成21年1月 | |
案件終了日 | 継続中 | |
案件概要 | 1.要請背景 | ケニアは2030年までの工業化を目標として掲げており、工業化を担う人材を育成するため、理数科教育の改善が課題となっている。ケニア政府からの要請を受け1998年に開始された「中等理数科教育強化計画プロジェクト(SMASSE)」フェーズ1、2は、中等理数科教育の質的向上を目指し、ケニア全国の中等理数科教員約2万人を対象に研修を実施してきた。SMASSEプロジェクトでは、理数科教育の低迷は、生徒の学習プロセスを考慮しない教員中心の一方的な授業に一因があると考え、教員の創意工夫により生徒の主体的な学びを促進する授業へと改造することを目指している。プロジェクトでは、このような授業改造の考え方を”ASEI/PDSI (Activity, Student, Experiment, Improvisation/Plan, Do, See, Improve)”という標語に集約し、教員の授業に対する取り組み姿勢の改善から、最終的には生徒の学力向上を目指す活動を行ってきた。 このような取組は、理数科教育の低迷という同様の問題を抱えるアフリカ諸国へも普及されるべきであるという要望が高く、2001年にはアフリカ理数科教育域内連携ネットワーク(Strengthening of Mathematics and Science Education - Western, Eastern, Central and Southern Africa: SMASE-WECSA)が、ケニアSMASSEを中心に設立され、各国での理数科教育振興、教員研修制度構築等に関する技術交流、研修などが実施されている。 SMASSEフェーズ1、2での成果を受け、ケニア政府はさらに初等教育における理数科教員研修の実施、及びアフリカ域内支援を柱とした事業に対する支援を日本政府に対して要請した。 |
2.協力活動内容 | 中等教育レベルで培った成果をもとに、初等教育レベル(第6、7、8学年)の理数科教育の質的向上を目指し、授業改善のための現職教員研修をケニア全国で行う。ケニア国内活動の裨益対象人口は初等教育就学児童820万人および中等教育就学生徒120万人。併せて、SMASE-WECSAを通じた域内の理数科教育促進のためのプロジェクト拡大に対する技術支援を行う。 |
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事業事前評価 | JICAホームページ(PDF)![]() ![]() |
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協力準備調査報告書 | 実施協議報告書(JICAホームページ) ![]() |
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プロジェクト情報 | ||
事後評価 | - |
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