本年は国連総会で定められた国際衛生年にあたり、人間生活と切り離すことができない「水」に関わる援助の中でも、「衛生」問題への取り組みの重要性が再認識されています。
例えば、世界中で26億人がトイレなどの適切な衛生設備を利用できず、水に関連する病気で年間340万人が命を落としている他、学校に女子用のトイレがないために学校に行けない子供がいる一方、文化や宗教観とも関わることから、その普及は容易ではありません。
本研究会では、トイレ・衛生をメイントピックとして、2回の研究会を通じて日本のNGOが活動を行う上での問題を明らかにし、NGOの活動が魅力的で持続的なものとなるための方策を、幅広い分野で活躍するNGOのみなさんと一緒に考えていきます。つきましては、下記のとおり、第1回の会合を開催いたします。
世界銀行東京事務所・東京開発ラーニングセンター
東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル10 階
http://www.jointokyo.org/ja/about/location/
無料
50名
時間 | プログラム |
---|---|
15時00分 | 開会 |
<第1部> | |
15時05分 | 講演「世界の水と衛生問題の現状と今後の見通し」(仮題) 講演者 尾田榮章氏/国連「水と衛生に関する諮問委員会」委員 |
15時15分 | 講演「衛生問題解決の経済的効果」 講演者 Guy Hutton 氏 ※ビデオ会議システムを使ってカンボジアから参加 /世界銀行水と衛生プログラム(WSP)シニア・エコノミスト |
15時35分 | 講演「事例発表:ヴェトナム等での活動の経験から見る衛生分野におけるNGO活動の現状と課題」(仮題) 講演者 加藤篤氏/トイレ研究所 |
15時50分 | 3つの講演に対する質疑応答 |
16時10分 | 休憩 |
<第2部> | |
16時20分 | 参加者全員によるブレーンストーミングセッション テーマ「衛生問題に取り組む日本のNGO の活動がより発展・継続するために必要なものは?」(仮題) ファシリテーター:横田妙子(日本水フォーラム) |
17時30分 | 閉会 |
第1部:日本語・英語(同時通訳) 第2部:日本語
主催:外務省(平成20年度 外務省主催NGO研究会)
事務局:特定非営利活動法人 日本水フォーラム
実施協力:世界銀行東京事務所
下記参加申込票に必要事項を記入の上、Eメール(seminar@waterforum.jp)もしくはFAX(03-5212-1649)にてお申込ください。定員(50名)になり次第締め切ります。
※NGO所属の方の参加を優先しますが、企業・団体、国際組織、官公庁ほか、一般の参加も歓迎いたします。
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