我が国は、国際社会が進めている「万人のための教育(EFA: Education for All)」の推進を積極的に支援しています。2002年6月には、「成長のための基礎教育イニシアティブ(BEGIN: Basic Education for Growth Initiative)」を発表し、開発途上国のEFA達成に向けた取組に対する支援を強化しています。この一環として、外務省と文部科学省等が共催して、国際フォーラムを以下の通り開催します。
なおこのフォーラムは、開発途上国の自立的な教育開発とそのための国際協力の在り方について、開発途上国や内外の援助機関関係者が意見交換を行うことを目的として2004年から開催しているものです。
第6回目となる今回は、教育の質とその実現のためのガバナンスに注目し、「今求められる教育の質とは何か」を考えるとともに、教育の質の向上を実現し維持するための「ガバナンス」と国際教育協力について、元トーゴ共和国教育大臣のコンラビ・フランシスコ・セドー氏と兵庫教育大学の梶田叡一大学長をお招きして、国内外の援助関係者が活発で建設的な議論を行います。
外務省、文部科学省、広島大学、筑波大学、神戸大学
国際協力機構(JICA)
平成21年2月6日(金曜日)
学術総合センター(東京都千代田区一ツ橋2丁目1番2号)
時間 | 内容 |
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10時30分~10時50分 | 主催者代表挨拶 文部科学省 外務省 |
10時50分~11時20分 | 基調講演(発展途上国側) 「途上国の教育の質とガバナンスの課題」 コンラビ・フランシスコ・セドー(元トーゴ共和国教育大臣) |
11時20分~11時50分 | 基調講演(日本側) 「日本における教育の質とガバナンス」 梶田 叡一 兵庫教育大学長、全国学力調査・学習状況調査分析活用専門家会議座長 |
11時50分~12時30分 | 質疑応答 |
12時30分~14時00分 | 休憩(昼食) |
14時00分~17時30分 | 午後の部:パネルセッション |
14時00分~15時30分 | セッション1「今求められる教育の質とは-多様な視点から-」 モデレーター: ホ・タン・ミ・フン(東南アジア教育大臣機構教育研修センター教育経営学部長) パネリスト: ・ジョセフ・アンピア(ケープコースト大学上級講師、理数科教育学科主任、初等教育質向上調査センター(CRIQPEG)所長) ・ダニエル・シフナ(ケニヤッタ大学教育系大学院教授) ・瀬沼花子(国立教育政策研究所教育課程研究センター基礎教育部総括研究官) ・エクトル・バルデス(ユネスコラテンアメリカ地域事務所教育の質評価調査事業長、キューバ中央教育科学研究所長) |
15時30分~16時00分 | 休憩 |
16時00分~17時30分 | セッション2「教育の質向上のためのガバナンスと国際教育協力の役割」 モデレーター: アノップ・ポンワット(チェンマイ大学教育学部長) パネリスト: ・ジョセフ・チモンボ(マラウィ大学教育研究訓練センター元所長) ・アルバート・ビャムギシャ(ウガンダ教育スポーツ省計画局次長) ・マーク・ブレイ(ユネスコ国際教育計画研究所長) ・タヒーナハリノロ・ラザフィンドラマリー(マダガスカル教育省基礎教育識字局長) |
17時30分 | 閉会 |
参加ご希望の方は、お名前、ご所属、連絡先(住所、電話・FAX番号または電子メールアドレス)を明記の上、平成21年1月30日(金曜日)までに、下記まで電子メール又はFAXでお申し込み願います。またフォーラムについての、ご質問・ご不明な点等がございましたら、下記事務局までお問い合わせください。。