ブルガリア共和国
安倍総理大臣によるラデフ・ブルガリア大統領表敬
平成30年1月15日



1月15日(月曜日)9時30分(現地時間,日本時間16時30分)から約20分間,ブルガリアを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ルメン・ラデフ・ブルガリア共和国大統領(H.E. Mr. Rumen Radev, President of the Republic of Bulgaria)を表敬したところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭発言
冒頭,ラデフ大統領から,安倍総理の訪問を歓迎する,日ブルガリア関係が経済,投資,文化,教育など様々な分野で活発になっていることに満足している旨の発言がありました。これに対し,安倍総理からは,北朝鮮問題を始めとする国際社会の諸課題や自由で開かれた国際秩序の維持・強化のため,現在EU議長国を務めるブルガリアと協力していきたい旨述べました。
2 北朝鮮
両首脳は,北朝鮮の核開発,ミサイル開発を非難するとともに,国連安保理決議の制裁決議の完全履行を含め,あらゆる手段により圧力を最大限にまで高め,北朝鮮の政策を変えさせる必要があることを確認しました。また,拉致問題については,安倍総理から早期解決に向けた理解と協力を求めたのに対して,先方は理解を示しました。
3 日・EU関係
両首脳は,両国の経済関係の深化という観点からも,日EU・EPA及びSPAの早期署名・発効の重要性につき一致しました。
4 西バルカン協力
安倍総理から,日本として西バルカン地域への協力を推進する旨述べたのに対し,ラデフ大統領から,日本のイニシアティブに感謝するとともに,日本の貢献に期待する旨の発言がありました。
5 「3つの周年」
両首脳は2019年の「3つの周年」に向け,多様な分野で人的交流を更に発展させていくことで一致しました。
〔参考〕「3つの周年」
2019年は,日本とブルガリアの交流開始110年,外交関係樹立80年,外交関係再開60年という3つの周年を迎える。