日本の安全保障と国際社会の平和と安定
特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)
自律型致死兵器システム(LAWS)非公式専門家会議(概要と評価)

平成26年5月27日

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1.概要

(1)5月13日から16日まで,ジュネーブにて,特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)自律型致死兵器システム(LAWS)に関する非公式専門家会合が開催され,我が国を含む83か国の他,国際機関,NGOが参加した。我が国からは,佐野軍縮代表部大使を団長として,佐藤丙午拓殖大学国際学部教授,外務省,経済産業省,防衛省関係者が出席した。

(2)今次会議においては,一般討論の他,各セッション(技術,倫理,法律,軍事)において専門家による発表が行われ,それに対して出席者から質問や意見が出された。我が国からは,和久田経済産業省航空機武器宇宙産業課企画官及び佐藤丙午拓殖大学国際学部教授が,技術及び軍事のセッションにおいてプレゼンテーションを行った。

(3)今次会合においては,LAWSに関わる諸問題として,ロボット技術の自律性の程度,軍事的有用性,国際人道法の適用,LAWSの使用に伴う責任の所在,LAWSの使用にかかる倫理的問題等について議論された。本会合において議長の権限で作成された議長サマリーは,本年11月に開催されるCCW締約国会議において提出され,今後の議論の取り進め方について決定されることとなっている。

2.評価

(1)今次会合は,LAWSの問題点等について各国が意見交換を行い,共通の理解を深めることに役立ち有意義であった。また,我が国としても,一般討論の他,全てのセッションにおいて積極的に発言を行い,さらに技術及び軍事のセッションにおいて発表を行う等の貢献を行うことができた。

(2)本年11月のCCWの枠組み締約国会議に提出される予定の議長サマリーにおいて,我が国の主張するロボットの民生技術の重要性が指摘されたこと,また多くの国(我が国を含む)がLAWSに関するCCWの枠組みにおける議論の継続を望んでおり,次回締約国会合の決定に従って,今後の議論を行っていくことが決定される旨明記されたことは,有意義であった。


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