核軍縮・不拡散

平成28年6月29日
1 6月28日,黄川田仁志外務大臣政務官は,核軍縮検証のための国際パートナーシップ(IPNDV)第3回全体会合・作業部会会合の開会式に出席しました。開会式には,黄川田政務官の他,キャロライン・ケネディ駐日米国大使(Ms. Caroline Kennedy, U.S.Ambassador)など,約30か国の出席者,約100名が出席しました。

2 黄川田政務官は,挨拶(英語)(PDF)の中で,これまで米露が核兵器削減の検証をしてきたが,今後は非核兵器国も含めた多国間検証システムが必要になる旨述べ,核兵器国と非核兵器国からなる本パートナーシップは核軍縮検証技術の共有及び信頼醸成において重要である旨述べました。また,黄川田政務官は,5月の安倍総理とオバマ米大統領の広島訪問に触れ,本パートナーシップは核兵器のない世界に向けて核兵器国と非核兵器国が協力して取り組むことができる好例となることを願う旨述べました

(参考)核軍縮検証のための国際パートナーシップ(IPNDV)(概要)
  1. 核軍縮検証とは,核弾頭や運搬手段の削減・廃棄が,条約上の義務や約束にしたがって適切に行われていることを二国間で又は国際的に確認することを指す。
  2. IPNDVは,核軍縮検証のための方途・技術について,核兵器国と非核兵器国が議論・検討する取組。2014年12月の米国による提唱で始まった。これまで,2015年3月にワシントンで第1回会合,同年12月にオスロで第2回会合が開催され,当面の目標として,核兵器のライフサイクル(核物質の生産・管理,核弾頭の製造・配備・保管,削減・解体・廃棄等)のうち,「核弾頭の解体及び核弾頭解体に由来する核物質」の検証の方途・技術に焦点を当てた検討を進めることで合意。

核軍縮・不拡散へ戻る