核軍縮・不拡散
滝沢外務大臣政務官の「セミパラチンスク核実験場閉鎖25周年国際会議」出席
平成28年8月31日


- 8月29日(月曜日),滝沢求外務大臣政務官は,カザフスタンのアスタナで開催されたセミパラチンスク核実験場閉鎖25周年国際会議「核兵器のない世界の構築」に日本政府を代表して出席しました。政務官は全体会合で行われたステートメントにおいて,被爆の実相に関する正確な認識を広めること,また,CTBTの早期発効の重要性につき強調し,これらの分野において日本がカザフスタンと協力してきた取り組みを紹介するとともに,核兵器のない世界実現に向けたコミットメントを新たにしました。
- 滝沢政務官ステートメント(日本語)(PDF)
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- 滝沢政務官ステートメント(英文仮訳)(PDF)
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- また,滝沢政務官は,今回の訪問においてゼルボ包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)事務局長と会談し,CTBTの早期発効に向けて協力することで一致しました。
(参考1)セミパラチンスク核実験場閉鎖25周年国際会議「核兵器のない世界の構築」
1991年8月29日にセミパラチンスク核実験場が閉鎖されて25年を迎えたことを記念して開催されたカザフスタン議会,外務省,核不拡散・軍縮議連共催の会議。
(参考2)包括的核実験禁止条約(CTBT)
宇宙空間,大気圏内,水中,地下を含むあらゆる場所における核兵器の実験的爆発及び他の核爆発を禁止。国際監視制度,協議及び説明,現地査察,信頼醸成措置からなる検証制度を条約発効時までに設けることとなっている。条約発効には,日本を含む発効要件国44か国すべての批准が必要。日本は1997年に批准。