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日カンボジア首脳会談(概要)

平成25年12月15日

英語版 (English)

  • (写真提供:内閣広報室)
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 安倍晋三内閣総理大臣は、12月15日午後5時から5時45分まで、日・ASEAN特別首脳会議出席後に引き続き実務訪問賓客として日本に滞在中のフン・セン・カンボジア首相と会談を行ったところ、概要は以下の通りです。

1 冒頭発言

(1) 冒頭、安倍総理から、フン・セン首相の今回の公式訪日は、両国外交関係樹立60周年の本年の最後を飾るとともに、両国の友好協力関係の新たな出発点となる旨述べました。また、対日調整国・カンボジアの尽力により、日・ASEAN特別首脳会議では素晴らしい成果を収めることが出来たことに感謝する旨述べました。また、安倍総理から、会議後は冬の京都を楽しんでいただきたい旨述べました。

(2) これに対し、フン・セン首相からは、日本政府の招待により訪日でき嬉しい、カンボジアの和平プロセス・復興に対する日本の支援に改めて感謝する、本年の両首脳による相互訪問は外交関係樹立60周年における重要なステップである旨述べました。

2 二国間関係

 両首脳は、先月の安倍総理のカンボジア訪問時にカンボジア側からあった提案を踏まえ、両国関係を従来の「新たなパートナーシップ」から「戦略的パートナーシップ」へと格上げし、今後地域・国際場裡の課題に関しても一層緊密に連携・協力していくことで一致しました。
また、両首脳は、今回、防衛協力・交流に関する覚書への署名が行われることは、まさに「戦略的パートナーシップ」にふさわしい動きであるとの点でも一致しました。

3 民主主義と法の支配

(1) 安倍総理から、カンボジアの改革、民主主義及び法の支配の強化への取組を引き続き支援していく、カンボジアの政治情勢が、対話と国民的和解を通じて、速やかに正常化することを期待する旨述べるとともに、選挙改革を支援するため、調査団を派遣することを決定した旨述べました。これに対し、フン・セン首相から、野党との対話を通じて情勢を正常化していきたい、日本の支援に感謝する旨の発言がありました。

(2) 安倍総理から、クメール・ルージュ裁判の円滑な進展と成功裡の完結に向け引き続き連携したい、カンボジアの貢献を強く期待する旨述べました。これに対し、フン・セン首相より、日本の本件裁判への支援に感謝する、裁判の順調な終了に向け協力していきたい旨述べました。

4 経済関係・開発協力

 安倍総理から、2015年のASEAN共同体発足も念頭に、南部経済回廊の整備等の連結性強化に向けた道路整備支援、投資促進に資する首都圏送配電網整備支援、及び貧困削減対策として灌漑排水施設改修・改良支援の分野で新たに3件138億円の円借款供与を決定した、また無償資金協力3件が署名されることを歓迎する旨述べ、フン・セン首相からは日本の支援を歓迎する旨が述べられました。

5 人的交流

 両首脳は、人的交流の促進のため、一般旅券所持者に対する数次査証発給の決定に続き、外交・公用旅券所持者の査証免除も双方で決定されたことを歓迎する旨述べました。また、両首脳は、直行便の開設を念頭に、航空協定の正式交渉を開始することで一致しました。

6 地域情勢

 両首脳は、南シナ海をめぐる問題等の地域・国際情勢についても意見交換を行い、この中で安倍総理から、中国の防空識別区設定について、日本の立場を説明しました。

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