アジア

日ベトナム首脳会談(概要)

平成25年12月15日

英語版 (English)

  • (写真提供:内閣広報室)
  • (写真提供:内閣広報室)
  • (写真提供:内閣広報室)
 安倍晋三内閣総理大臣は、12月15日12時15分から13時30分まで、日・ASEAN特別首脳会議への出席のため訪日中のベトナムのグエン・タン・ズン首相と会談及びワーキングランチを実施したところ概要は以下のとおりです。また会談後、円借款案件3件(ダニム水力発電所増設事業、ハノイ市環状3号線整備事業(マイジック-タンロン南間)、ノイバイ国際空港第二旅客ターミナルビル建設事業(第三期))の署名式及び共同記者発表を行いました。

1 冒頭発言

(1) 冒頭、安倍総理から、1月に就任後初の外遊先としてベトナムを訪問したことに触れつつ、日本での再会を喜び、共に開幕を宣言した、「日越友好年」(日越外交関係樹立40周年)を通じて、両国関係に幅と厚みが増したことを嬉しく思うとともに「日越友好年」の成功裡の終了を祝したい旨述べました。

(2) これに対し、ズン首相からは、安倍総理が就任後初の外遊先にベトナムを選んだことを高く評価するとの発言があり、「日越友好年」が成功裡に終了したことについて同様に祝意が述べられました。

2 海上安全保障

 安倍総理から、海洋の平和と安定の維持に関し、日越協力を一層進めたい、そのためベトナム海上警察への巡視船艇等の供与に関し、ベトナムとの具体的な協議を開始することとしたい旨表明し、ズン首相から、日本の意向に対する謝意と、供与の実現に向けベトナム側としても協力をする旨発言があり、両首脳は、海洋の平和と安定に維持に日越が協力することで一致しました。

3 人材育成への協力

 安倍総理から人材育成の重要性に言及しつつ、両国関係者の間で実現に向け進展している日越大学構想につき日本政府としても協力していきたい旨述べました。ズン首相からは日越大学について、早期の実現に向け、日越両国政府が協力していきたい旨述べました。

4 経済関係・開発協力

 安倍総理から我が国がベトナムの工業化目標へ引き続き協力すること、交通やエネルギー分野におけるインフラ整備は持続的成長への基盤となることを指摘し、こうした観点から、5件総額約1000億円の円借款を新たに供与する決定を下した旨伝達しました。また、原発、ロンタイン空港、エコシティ、石炭火力発電所、日越友好チョーライ病院、気候変動に関する二国間クレジット制度への協力を進める旨述べました。
これに対しズン首相は、これまでの日本からのインフラ案件を中心とする援助と新たな円借款供与の決定並びにベトナムの工業化戦略の行動計画策定への支援に謝意を表明しつつ、日本企業による対越投資の増加に向けた協力の要請がありました。 
 さらに安倍総理からは、ベトナムの投資環境整備に関する「日越共同イニシアチブ」の提言に対するベトナム側のさらなる取組みの進展を促しました。また、12月13日、日越環境当局間で環境分野における当局間の協力覚書が署名されたことは喜ばしい旨述べました。

5 政治・安全保障

(1) 安倍総理から、ベトナムのPKO参加決定及び11月の第1回日越治安当局次官級協議開催を歓迎する旨述べました。また、ズン首相からも同協議の開催を歓迎し、こうした会議を引き続き実施していきたい旨述べました。

(2) 両首脳は、南シナ海をめぐる問題等の地域・国際情勢についても意見交換を行い、この中で安倍総理から、中国の防空識別区の設定の件について、日本の立場を説明しました。

(3)また、北朝鮮について、安倍総理から国連総会における人権状況決議へのベトナムの支持を要請しました。

このページのトップへ戻る
アジアへ戻る