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2011年度 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画
(旧称:日墨交流計画)
(募集要項)

2011年8月

1.目的:

 日墨両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に貢献出来るような若手人材の育成を目指し,メキシコにおいて研究・研鑽を積む機会を提供するものである。
 本グローバル・パートナーシップ研修計画は,1971年に発足した両国政府による研修生・留学生の交流プログラムであった「日墨交流計画」を基に両国の戦略的グローバル・パートナーシップをより一層強化する観点からコース内容の変更を行ったものである。

2.募集人数:

20名程度(予定)

3.コースの概要:

スペイン語・メキシコ文化コース(約1年間)

 特定の分野について専門性を有する者(大学院生,実務家,研究者等)が,自らの研究活動,実務に役立てる観点から,スペイン語の習得を中心とした研修を行う。メキシコにおけるスペイン語能力判定試験において,一定の成績を修める者(注2)については,年度の後半は,大学等にて専門分野の授業の履修等を行うことが出来る。

  1. 注1渡航までに基礎的スペイン語の習得に努めることが求められる。
  2. 注2:メキシコ国立自治大学(UNAM)の外国人のためのスペイン語コース(CEPE)の中級(Intermedio 1)修了レベル相当

専門コース(約1年間)

 メキシコの大学,又は,大学院等の研究機関において,文系,理系の専門分野の授業を履修する。大学等における専門分野の授業受講に必要なスペイン語能力(中~上級)(注1)が求められる。

  1. 注1:メキシコ国立自治大学(UNAM)の外国人のためのスペイン語コース(CEPE)の中級(Intermedio 1)修了レベル以上
  2. 注2:大学院等の研究機関における授業の履修を希望する場合は,各自にて希望研修先の大学院,研究機関の指導教官に研究計画書等を提出し,同教授からの受入同意を得た上で,2012年5月中旬頃までを目途に,当該大学院,研究機関が発出する受入許可証を得ることが要件となる。なお,申請の時点で既に同許可証を取得している場合は他の出願書類と併せて提出すること。
  3. 注3:メキシコの大学院において正規の修士課程コースの履修を希望する者については,本プログラムで滞在中に,一定の語学力(注4)を習得し,かつ受入機関(大学院,研究機関等)から正規修士課程への受入れ許可が得られれば,引き続きメキシコ国家科学技術審議会(CONACYT)から奨学金を得て,修士課程コースを履修することができる。(この場合,CONACYTの修士課程奨学金プログラム(URLは下記を参照)に申請する必要がある。なお,帰国のための航空賃は各自負担。)。
  4. 注4:メキシコ国立自治大学(UNAM)の外国人のためのスペイン語コース(CEPE)の中級(Intermedio 2)修了レベル以上

【参考】 CONACYT修士課程奨学金プログラム(El Programa Nacional de Posgrados deCalidad (PNPC) )(他のサイトヘ)

4.大学等における専攻・研究分野:文系,理系のあらゆる分野:

 大学等における授業の履修にあたっては,両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に資する分野を専攻することが奨励される。

【参考】 21世紀における戦略的グローバル・パートナーシップ及び経済成長促進に関する日本・メキシコ共同声明(2010年2月発表)

5.インターンシップ制度:

 上記コースの受講者のうち,下記の要件を満たす希望者は,メキシコの公的機関,研究機関及び企業等において,一定期間(1ヶ月~6ヶ月程度)のインターンシップの実施を認められる。

  • 一定のスペイン語力(注1)を有すること
  • 大学学位取得者
  • インターン先での明確な研修計画を有していること
  • 受入機関よりの受入証明書を自ら取得すること(*渡航までの間に,各自にて,インターンシップを希望する機関とコンタクトをとり,自ら受入受諾書を得ることが必須となる。)

注1:メキシコ国立自治大学(UNAM)の外国人のためのスペイン語コース(CEPE)の中級(Intermedio 1)修了レベル相当

6.受入調整機関 メキシコ国家科学技術審議会(CONACYT):

  1. (1)研修生の受入大学等については,同審議会が各研修生の希望分野や語学力を考慮して最終的に決定する。
  2. (2)上記3のいずれのコースの研修生も,メキシコ到着後,メキシコ国立自治大学(UNAM)の外国人のためのスペイン語コースにて実施されるスペイン語能力判定試験を受ける必要がある。
     専門コースの研修生についても,同試験において一定のレベル(注1)に達していないと判定される場合は,研修当初は,同大学のスペイン語コースにて語学研修を行う。
  3. (3)同審議会が受入れ可能な研修先リスト一覧 は以下のとおり。
    1. 大学(PDF)
    2. 大学院など研究機関(PDF)(他のサイトヘ)
  4. (4)「外国人のためのスペイン語コース(他のサイトヘ)」は,メキシコ国立自治大学(UNAM)にて行われる。

注1:メキシコ国立自治大学(UNAM)の外国人のためのスペイン語コース(CEPE)の中級(Intermedio 1)修了レベル相当

7.派遣・給付期間:

8.待遇(メキシコ政府による給付内容):

  1. (1)滞在費:毎月,月額8,075.70ペソを支給。
  2. (2)医療保険:メキシコ政府(公務員保険・社会サービス庁:ISSSTE)が原則として負担。
  3. (3)入学金・授業料:免除(半年間で約7,000ペソ相当)
  4. (4)渡航費:東京-メキシコ・シティー間の往復航空券を支給
  5. (5)住居の選定:原則ホームステイとし,CONACYTや大学等の協力を得ながら留学生自身が行う。

:なお,メキシコ政府側から支給額他,待遇については毎年見直しの上改訂される。)

9.応募資格: )過去に本計画(日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画(旧称:日墨交流計画)により派遣された者は対象外。

  1. (1)日本国籍を有する者
  2. (2)心身ともに健康な者
  3. (3)4年制大学又は大学院の在学者,卒業者。又は学位取得者に準じた資格,十分な職務経験を有する者
  4. (4)2012年4月1日現在で,22歳以上35歳未満の者
  5. (5)メキシコに単身で渡航できる者

10.応募方法:

  1. (1)出願書類:別記「出願書類一覧」参照
  2. (2)願書提出先:独立行政法人日本学生支援機構 留学生事業部企画調査室

    〒135-8630 東京都江東区青海2-2-1
    電話番号:03-5520-6111

    :出願封筒の表に「2011年度 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」と朱書のうえ,簡易書留または宅配便で送付する。

  3. (3)願書提出期限:2011年10月3日(月曜日)15時00分必着

11.選考:

(1)第一次選考

  • スペイン語・メキシコ文化コース

    書類審査

  • 専門コース

    筆記試験:スペイン語能力判定試験(西文和訳,和文西訳が中心)

日時:
2011年10月24日(月曜日)14時00分~16時00分
場所:
東京会場
(独)日本学生支援機構 東京国際交流館 プラザ平成4F 会議室
(所在地,電話は上記企画調査室と同じ)
京都会場
京都外国語大学国際交流会館
〒615-0058 京都府京都市右京区西院笠目町6(阪急西院駅下車 徒歩15分)
電話番号:075-312-3388
  1. 注1:筆記試験の受験番号等の詳細は,外務省中米カリブ課より書面にて通知する。
  2. 注2:筆記試験は,出願者が願書に記載した希望受験地で行う。上記の日時の15分前までに各会場に集合すること。
  3. 注3:第一次選考の結果は,2011年11月中旬に外務省中米カリブ課より書面にて通知する。

(2)第二次選考

全コース共通:面接試験(専門コースは,スペイン語の会話試験を含む)

日時:
2011年12月5日(月曜日)
場所:
(独)日本学生支援機構 東京国際交流館 プラザ平成4F 会議室
(所在地,電話は上記企画調査室と同じ)
  1. 注1:面接時間については一次選考結果通知の際に伝える。
  2. 注2:第二次選考の結果は,2011年12月下旬を目途に外務省中米カリブ課より本人宛に通知する。

(3)最終決定(全コース共通)

 国内選考に合格した者は,正式な候補者としてメキシコ国家科学技術審議会(CONACYT)に推薦される。最終決定は同審議会が行い,その結果は2012年6月頃に書面にて通知する。

<2011年度 日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画選考日程表>
日程 専門コース スペイン語・メキシコ文化コース
2011年 10月 3日(月曜日) 願書提出締切 願書提出締切
10月24日(月曜日) 一次選考(筆記試験)  
12月 5日(月曜日) 二次選考(面接試験) 二次選考(面接試験)

12.渡航前説明会の開催:

 出発前に渡航前説明会が開催される。渡航及び研修にあたっての重要事項の説明があるので,研修生は原則として必ず参加することが求められる。

13.留意事項:

  1. (1)スペイン語・メキシコ文化コースと専門コースの併願は認められない。
  2. (2)本募集要項に記載されている諸要件(専攻分野,受入機関,派遣期間,待遇等)については,今後変更もあり得る。
  3. (3)研修期間中の帰国,また,メキシコ国外への旅行は,止むを得ない場合を除いて認められない。
  4. (4)安全で有意義な留学のため,この奨学金に応募する者は,志望校を選定する際,また,奨学金研修生に選定され渡航する際には,各自で必ず事前に留学先の治安状況等の安全情報をはじめとする留学に関する情報を収集すること。なお,情報収集にあたっては,公的な留学情報機関である「日本学生支援機構」のウェブサイト(下記のホームページアドレス参照のこと)や海外でのトラブル防止に役立つ世界各国の治安情勢や滞在中の留意点などの安全情報を提供している外務省の「領事サービスセンター(海外安全担当)」の情報提供サービスを活用すること。
  5. (5)メキシコ国家科学審議会(CONACYT)のホームページ(下記のホームページアドレス参照のこと),(独)日本学生支援機構の情報などを参照の上,出願書には希望研修大学,又は,大学院(第1希望及び第2希望)を記入する。
  6. (6)都内にて開催される渡航前説明会及び渡航当日の空港までの交通費等は全て自己負担となる。
  7. (7)研修生は,メキシコ到着後に受入機関であるCONACYTによるオリエンテーションを受けた後,受入大学,大学院等で研修を行う予定。
  8. (8)研修期間中,全ての研修生は,メキシコ政府受入機関(CONACYT)に対し定期的(3ヶ月毎)に研修活動報告書を提出し,各受講コースにおいて良好な成績を修めることが求められる。
  9. (9)本計画に関する問い合わせのうち,提出書類や選考試験の場所に関しては日本学生支援機構留学生事業部企画調査室に,選考試験及び選考終了後の各種照会は外務省中米カリブ課(担当:メキシコ班・安孫子 電話番号:03-3580-3311 内線2494,e-mail: nichiboku*mofa.go.jp (注:メールアドレスの*を@に直して送付願います。)に対して行うこと。)

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