1 設置の経緯・実績
| (1) | 1971年,日墨両国政府は,メキシコのエチェベリア大統領(当時)が
打ち出した構想に基づき,両国の青年を互いに留学させ,両国間の相互理解と友好親善を増進することを目的に,日墨研修生・学生等交流計画(日墨交流計画)をスタートした。以来,同計画は,日墨両国の相互理解及び友好のためのシンボル的事業として,各界で活躍する多くの人材を輩出し,両国関係にとどまらず,日本と中南米の交流を支える力となってきた。 これまでに39回実施され,これまでの研修生参加実績は,双方合計で4,000名を超える。現在は,毎年双方50名ずつの枠で実施。 |
| (2) | 2010年2月,カルデロン・メキシコ大統領の訪日の際に,両国首脳間で両国の戦略的グローバル・パートナーシップに関する共同声明を発出し,日墨交流計画についても,これまでの成果を踏まえ,両国の現在のニーズを反映させつつ,戦略的グローバル・パートナーシップを強化する内容へと発展させることとなった。 |
【参考】
21世紀における戦略的グローバル・パートナーシップ及び経済成長促進に関する日本・メキシコ共同声明(2010年2月発表)
2 実施内容
| (1) | コース内容: 長期コース(約1年間) メキシコ国内の大学,大学院等において専門科目またはスペイン語を受講する。なお,専門科目の受講にあたっては,両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に資する専門分野を専攻することが推奨される。 短期コース(約2週間)(2010年度から新設) 政府・公的機関,研究機関等において,専門分野にかかる講義の受講,関係施設の視察等を行う。上記1(2)の共同声明に掲げられた各分野に関連するコースが設置される。 |
| (2) | 待遇: 往復旅費,派遣期間中の一定の滞在経費をメキシコ政府が負担。授業料,講義料等は免除。 |
| (3) | 選考: 選考試験(筆記試験(コースによる),書類審査,面接等)により候補者を選定し,最終的にはメキシコ側が受入を決定。((注)コースによっては中央省庁,公的機関,姉妹都市等からの推薦枠あり。) |
3 意義・評価
| (1) | 日墨両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に貢献できるような若手人材の育成。2010年2月に日墨首脳間で発表した「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ行動計画」の推進に貢献。 |
| (2) | 日墨友好の絆の強化に大きく貢献。 |
| (3) | 我が国におけるメキシコ・中南米研究及びスペイン語研究のレベルの向上に貢献。 |
| (4) | メキシコのみならず中南米諸国全般で,経済その他の分野の第一線で活躍する人材を養成。 |
| (5) | 将来を担う若い世代の人々に,メキシコ・中南米の異文化・社会を直接体験しつつ勉強する機会を提供。 |
