平成25年9月27日

1 設置の経緯・実績
- (1)1971年,日墨両国政府は,メキシコのエチェベリア大統領(当時)が打ち出した構想に基づき,両国の青年を互いに留学させ,両国間の相互理解と友好親善を増進することを目的に,日墨研修生・学生等交流計画(日墨交流計画)をスタートした。以来,同計画は,日墨両国の相互理解及び友好のためのシンボル的事業として,各界で活躍する多くの人材を輩出し,両国関係にとどまらず,日本と中南米の交流を支える力となってきた。
2013年8月末までに41回実施され,これまでの研修実績は,双方合計で4,000名を超える。現在は,毎年双方50名ずつの枠で実施。 - (2)2010年以降,「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」という名称の下,これまでの成果も踏まえ,より両国の現在のニーズを反映させする内容となった。
- 【参考】
21世紀における戦略的グローバル・パートナーシップ及び経済成長促進に関する日本・メキシコ共同声明(2010年2月発表)
2 実施内容
- (1)コース内容:
- 長期コース(約1年間)
- メキシコ国内の大学,大学院等における専門科目またはスペイン語を受講する。なお,専門科目の受講にあたっては,両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に資する専門分野を専攻することが推奨される。
- 短期コース(約2週間)(2010年度から新設)
- 政府・公的機関,研究機関等において,専門分野にかかる講義の受講,関係施設の視察等を行う。上記1(2)の共同声明に掲げられた各分野に関連するコースが設置される。 (2012年度は,遺伝子資源コース,バイオエネルギー・コース,熱帯果樹栽培コースを実施。)
- (2)待遇:
- 往復旅費,派遣期間中の一定の滞在経費をメキシコ政府が負担。授業料,講義料等は免除。
- (3)選考:
- 日本側で,選考試験(書類審査,筆記試験(コースによる),面接等)により候補者を選定し,メキシコ側が受入を決定。((注)コースによっては中央省庁,公的機関,姉妹都市等からの推薦枠あり。)
3 意義・評価
- (1)日墨両国の戦略的グローバル・パートナーシップの強化に貢献できるような若手人材の育成。
- (2)日墨友好の絆の強化に大きく貢献。
- (3)我が国におけるメキシコ・中南米研究及びスペイン語研究のレベルの向上に貢献。
- (4)メキシコのみならず中南米諸国全般で,経済その他の分野の第一線で活躍する人材を養成。
- (5)将来を担う若い世代の人々に,メキシコ・中南米の異文化・社会を直接体験しつつ勉強する機会を提供。

